先日、某自然食品店に行くと、コリンキーがたくさん売れ残って値引きシールが貼られていました。
コリンキーというのはカボチャの一種だそうですが、ホクホクした感じではなく、ズッキーニにも似た食感です。
コリンキーが売れ残っているのを見て、珍しい野菜はやっぱり売れにくいんだろうなぁと改めて思いました。ぼくは珍しい野菜を育てるのが好きで、毎年、初めての野菜を育てるのを楽しんでいますが、販売するとなると、よく知られた野菜のほうが人気があるようです。
お店で知らない野菜を見かけると、買って帰ることが多いです。
馴染みのない野菜を手に取ろうと思わない方は、料理法がわからないから、という理由も大きいのかもしれません。ぼくは手のこんだ料理をすることは滅多にないので、そういう理由が浮上してきません。生で食べられるなら生で味わってみて、火を通したほうが美味しそうなら、たいていはエチュベ(水を加えず野菜の水分でじっくり蒸し焼きにする料理)でいただきます。美味しい野菜は、手のこんだ味付けをしなくても、塩だけで充分、というか、そのほうが素材本来の風味を味わえます。
エチュベの場合、素材の組み合わせは余程ヘンな組み合わせでなければどうやっても美味しいです。これを書いている日のお昼は、紫蘇、ホーリーバジル、モロヘイヤ、ニラ、オカノリ、焼き豆腐のエチュベでした。特別な料理法がわからなければ、とりあえずエチュベ、おすすめです。
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by 硲 允(about me)