他人の方法、自分の方法


他人にうまくいっている方法が自分に合っているとは限らない。

かつて、いろんなノートやメモ、手帳などを試したが、誰かにうまくいっている方法をそのままマネしても長続きしないことを思い知った。

3色ボールペンを使ってみたり、A4の裏紙をメモ帳にしてみたり、蛇腹になっていて一年のプロジェクトを見渡せる手帳を使ってみたり…。

3色ボールペンはけっこう続いたけれど、あちこち線だらけになってあまり意味をなさなくなってしまったり、3種類で色分けするのが難しくてしっくりこなくなったり…。A4の裏紙をメモ帳にする(一つのテーマで一枚)と、大きな紙にちょっとした書いていないメモが増えてかさばるのが一番困った。大学生の頃で、「プロジェクト管理」をするほどの仕事やプロジェクトがたくさんあるわけでもないのにそんな手帳を買ってしまった自分につっこみを入れたくなる。

誰かが考えてくれたいろんな工夫や手法は、うまく取り入れれば役立つし、参考にさせてもらえるのはありがたいことだけど、丸ごと取り入れてもうまくいかないことがほとんどなので、自分に合わせてカスタマイズする必要があるのだと、失敗を繰り返して学んできた。

最近は、ノートにしても、シンプルな方法に落ち着いた。ツバメノートのA5のノートが気に入っていて、1日1ページ、寝る前に書いている。何を書くかはその日の気分により、その日にしたことや考えたこと、今後の計画、日中に思いついたアイデアなど、書いて楽しく、あとで読み返して気分がよくなりそうなことを書くようにしている。このノートのほかに、無印良品のパスポートサイズのノートを手近に用意し(かばんに入れるか、ポケットに入れるか)、ブログに書きたいことを思いついたりしたときにメモしたり、主に忘備録用のメモ帳として使っている。

いろんなノート術やタスク管理法などの知識を仕入れたが、結局は何のテクニックも使わないような方法に落ち着いた。方法論は役立つこともあるけれど、方法論の収集に時間を使いすぎると本末転倒になる…ということは少なくとも学んでこれたように思う。