飽き性のようで、織り物をしていても、同じパターンの連続は厭で次々に新しいことを試したくなります。
シンプルなデザインのマフラーをつくろうとしていたはずなのに、途中で冒険したくなり、初めてのことを試して失敗…！織り物は失敗しても戻れるので起死回生でしたが。
そんなぼくの織り物の様子を見た相方は、鈴焼を焼き続ける仕事とか絶対ムリそうやなぁと言いました。鈴焼というのは、和歌山県新宮市の老舗、香梅堂がつくっている鈴の形をしたカステラで、子どもの頃、大好物でした。全部同じ、鈴の形をしたカステラを来る日も来る日も焼き続ける…たしかにぼくには無理そうだ…。
1週間で鈴の形は飽きて、違う形のカステラを焼きたくなりそうです。今月は日替わりで動物シリーズ、翌月は虫シリーズ、次の月は海の生き物シリーズ…。日替わりで型をつくっていたら型代がかさんで破産しそうです。
そんなアホな話をしながら、やっぱり人生、自分に向いたことをすべきだと思いました。
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