この時期の食事は、お好み焼き率が高くなります。
庭や畑の大根の葉が上を向いて立ち始める頃には、近所のあちこちの畑で大根の葉が切り落とされています。とう立ちすると根っこが固くなりますが、葉を切り落としておけば、その速度を少し緩めることができるのでしょう。去年はうちでも試してみましたが、切ったところから腐食してきたりして、それほど効果が感じられなかったので、今年はその方法に頼らず、なるべく早く収穫して食べてしまうことにしました。
大根の葉っぱがたくさんあるときは、お好み焼きの出番! 大根の茎葉をみじん切りにし、自家製紅生姜をたっぷり入れ、全粒の薄力粉とそば粉を少なめに塩を加え、水少々で混ぜ合わせ、及源鋳造の鋳物のフライパンで焼きます。
こんがり焼き上がったら、市販のお好み焼きソースではなく、ヤマヒサ醤油でシンプルに。旨味過剰のお好み焼きソースでは、野菜の味がわからなくなってしまいますが、醤油で食べると、大根の葉っぱの自然な甘みが際立ちます。
お店で売られている大根は、葉っぱが切られていることが多いですが(そのままだと葉っぱに栄養が行って、根っこの味が落ちてしまうからでしょう)、茎葉を食べずに捨ててしまうのはもったいないことです。大根の茎葉単体で販売してもいいくらいだと思いますが、大根は根っこを食べるもの、というイメージができあがっていると、買う人は今のところあまりいないでしょう…。そういえば、大根の葉っぱ単体で販売されているのを一度だけ見かけたことがあります(やっぱり売れ残っている様子でしたが…)。
【関連記事】
- 丸大豆と丸くない大豆の醤油の違い。本物の調味料を食卓に
- お好み焼き、長芋の代わりにオクラとモロヘイヤと納豆で。カボチャもあり。
- 及源鋳造のフライパンが大活躍。野菜、卵、パン、パスタ、スコーン…何でも美味しく仕上がります。
- 食を変えて、弱った身体が元気になった話。何を変えたのかというと?