「道具に使われるな」。コーヒーマシンで淹れたコーヒーにミルクを入れる場合、「コールド用」を選ぶという裏技


イオンの100円コーヒー(イオンドリップ)がまずまず美味しい。コーヒーは飲みだすと中毒になるので最近は家では控えているが、外出先では時々飲む。

出掛けた帰り、近所のイオンに入っているパン屋「カンテボーレ」に寄り、カレーパンとコーヒーでひと休みしようと思ったら、ホットコーヒーの機械が故障していると言われた。

仕方なくカレーパンだけ買ったが、コーヒーをあきらめきれず、パンを食べ終えた後でコーヒーマシンを見に行くと、ホットコーヒーの機械は撤去されていたが、コールドコーヒーのマシンは動いていて、思い出した。コールドコーヒーといっても、この機械は抽出したてのコーヒーを出すので、濃いめの熱いコーヒーを氷で薄める仕組みになっている。

猫舌の相方がだいぶ前に思いついたのだが、ホットコーヒーにミルクや豆乳を入れる場合、コールド用の濃いコーヒーに入れたほうが濃く仕上がって美味しい。

再びレジに並んだ。

「コールドコーヒーください。氷を入れずに飲むのでホット用のカップでお願いします」

意外な注文に、お店の方は少し躊躇された後、「濃いですけどいいですか?」と確認してくれた。

「豆乳で割って飲むんで大丈夫です」

「なるほど~」 

ぼくも初めて相方から教えてもらったときは最初は半信半疑だったが、飲んでみて納得した。

普通、コールド用のカップは透明だが、コールド用の機械にホットの紙コップを入れてコーヒーが抽出されるのを待っていると、後ろに並ばれた方が不思議そうにしていたので、説明した。「コールドでも熱いのが出てきて、普通は氷で薄めるんですけど・・・」。「なるほどー」と納得されたようだった。

スタバでも、カフェラテやカプチーノの場合は普通のコーヒーではなく濃く抽出したエスプレッソにミルクを入れる。ミルクや豆乳で割る場合、コールド用のコーヒーを淹れたほうがたしかに美味しい。

相方は父親から「道具に使われるな」といわれて育ったらしい。見事に道具を使いこなしている一例で、この方法は知らない人が多そうなのでご紹介した。


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