今年もいよいよ稲刈り。品種は、自然農法を提唱した福岡正信さんが生み出した「ハッピーヒル」というもので、香川に移住した2年前に、島根の方から分けていただいた。
最初の年は、5畝(せ)(約500㎡)の田んぼのほぼ全面に稲を育てたが、今年は苗代の籾がたくさん鳥のエサになったり田植えの時期にいそがしかったりで、田んぼの中のひと区画分しか育たなかったが、育った稲は元気な様子。
毎年水を引かずに育てているが、今年は真夏に雨が少なく、さすがにきつかったようで、後から田植えした稲は大きく育たなかった。
最初に植えたほうの稲は、去年、一昨年と同じような様子に育った。
鋸鎌(のこぎりがま)で刈った稲を束にして地面に並べていく。
その後、麻紐で結び、一輪車に乗せて家に戻った。
近所の田んぼはどこもとっくに稲刈りを終えている。今ごろ収穫した稲を一輪車で運んでいる姿は珍しいようで、すれ違った自転車の男性が奇妙なものを見たような顔をしていた。
去年は田んぼの中ではざ架けをしたが、今年は量が少ないので、建設中の薪風呂の足場に架けた。
数日天気のいい日が続きそうな日を選んだが、天気予報が外れ、今夜は雨がざあざあと降っている。しかし、こうやって架けておけば、雨に濡れても晴れるとすぐに乾く。今年は全部千歯扱き(せんばこき)で脱穀する予定。