フォレスターズかがわの「秋のワークキャンプ」(2016年)終了。お寺の山で自然と触れ合う2日間

2016年11月26日(土)、27日(日)の1泊2日で、フォレスターズかがわ主催の「秋のワークキャンプ」を塩江(香川県高松市)の大福院で行いました。

最初にテントを設営。ぼくが最初に立てたスケジュールでは、もう少しあとの予定だったのですが、山の経験豊富な方から、日が暮れるといけないから最初に、と指摘を受け、なるほどーと思い真っ先に。

森や里山のお話しの後、参加者の子どもたちに杉やヒノキの間伐体験をしてもらいました。


木の重心や周囲の状況を見て、倒す方向を決め、受け口(倒す側に入れる三角形の切り込み)をつくり、その反対側から切っていく(追い口)、という木の伐倒方法を説明。子どもたちは真剣にのこぎりをひいていました。そのあと、フォレスターズかがわのメンバーが、大きな木を伐倒する様子も見学してもらいました。

以前、大福院さんでワークショップ形式で付近の山の土でつくったおいうおくどさん。こちらでご飯を炊き、きりたんぽ鍋もつくりました。


ピザ窯もかわいい。


煙突はなく、手前の窓で気流をつくる仕組みになっています。最初は入口付近で火をたき、火が大きくなってきたら奥の方でも燃えます。

食事もみんなで協力してつくります。子どもさんたちが手で生地を伸ばし、それぞれ好みのソースや野菜を乗せたピザが美味しそうに焼き上がりました。焼きたてを食べたいところですが、子どもたちはすぐに食べたそうにせず、山で作業している人たちに運んでいってくれました。


杉の枝に、すり鉢で米粒が半分残るくらいにつぶした(秋田では「半殺し」というらしい)ご飯を巻いて、きりたんぽづくり。


きりたんぽ1本でお茶碗一杯分くらいのご飯です。

キャンプファイヤーの火で表面にこんがり焼き目をつけました。


真っ暗な空の下で火が立てる音と、楽しい話し声。日が暮れるのは早いけれど、夜をたっぷりと楽しめる秋の夜長のキャンプもいいものです。ヒノキの楽器「ヒノッキン」やギターに合わせて歌ったり、子どもたちは暗闇の中を駆けまわったり。

予報通り9時頃から雨が降り出したので、急いで撤収。雨だと厄介なことも多いですが、雨の日のキャンプは初めてで、いい勉強になりました。

夜は雨が降り続き、翌日も雨が降り続きそうだったので、屋根のある場所で竹飯と竹の食器づくりをしました。


皿、コップ、箸、しゃもじ、スプーンなど、必要な食器はすべて竹でつくりました。


のこぎりとノミでフタになる部分をくり抜き、中にお米とご飯を入れて火にかけます(竹飯の詳しい作り方はこちら)。


竹飯を炊くには火のコントロールが重要で、なかなか沸騰しなかったり炊けたようでまだ固かったり、途中、どうなることかと思いましたが、みんなで力を合わせて、2時間がかりで無事、竹飯が美味しそうに炊き上がりました。


手足を動かして里山の自然と触れ合った2日間でした。