最近、どんぐりを食べることに興味があり、あちこちでどんぐりを拾っているが、アクの少ないマテバシイやスダジイはなかなか見つからなかった。
高松の栗林公園にマテバシイやスダジイの木があると、ネットで見つけた昔の研究論文で読み、朝から出掛けた。
さっそくマテバシイを発見! 表面が蝋状になっているのが特徴。
木はこんな姿をしている。カシ類とは違って葉がギザギザしていない。
この一帯にはマテバシイが何本も育っていた。
少し歩くと、スダジイも発見。
殻斗(かくと:帽子の部分)の形が特徴的で、一目でそれとわかる。
何とも美しい形をしている。
こんな木。同じシイなので、マテバシイと似ているが、葉はマテバシイよりも小さい。
こちらも葉はギザギザしていない。
拾ったスダジイをさっそく生のまま食べてみたら、ほとんど渋みがなく、甘みが強かった。 おやつで食べるにはいいが、主食で食べるにはスダジイよりもマテバシイのほうがよさそうな感じがした。マテバシイのほうが大きいので食べごたえもある。縄文時代の人々はどのように食べ分けていたのだろうか。
紅葉がきれいだった。
スダジイはだいぶ前に落ちて朽ちた様子のものも多く、スダジイを拾うならもっと早い時期がよさそうだった(この日は11月17日)。
帰宅してから、マテバシイをフライパンで煎ってみた。
食べてみると、まだ煎り足らない感じだったので、皮を剥いて再び。
スダジイに比べると少し渋みを感じるが、食べられないほどではない(「美味しい!」というような味でもない)。水でアク抜きをするともっと食べやすくなるかもしれない。
お菓子に入れたり、どんぐりコーヒーをつくったり、いろいろ実験してみる予定。
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