香川) 高松に子供食堂ができていた。余った食べものに困ったらフードバンク高松へ


高松の市街地にある「ぎおん通り」(瓦町)に「子供食堂」ができているのを相方が見つけて教えてくれた。

「子供食堂」とは、簡単に言うと、地域の子どもに安く食事を提供する食堂。オーナーのご夫婦が自ら育てている無農薬野菜をたくさん使った食事を1人100円で提供しているらしい。

日本全国で、こどもの貧困は6人に1人だといわれている。信じられないくらい多い。家で一人ぼっちで食事しているこどももたくさんいるのだろう。「子供食堂」は、こども、さらには大人たちの居場所づくりにもなる。

気になって中をのぞきこんでいたら、お店の方が出てきていろいろ教えてくれた。こういう場所を必要としているこどもたちになかなか伝えられずにいるとのこと。学校でこどもたちに案内を配布してもらえるといいが、関心を持ってくれる先生がなかなかいないらしい。学校の前でビラをまくのも難しいらしい。

2016年7月15日にオープンしたそうですが、しょっちゅうこの辺りに来るぼくも今まで知らなかった。地域のイベントに参加したり、貧困や食の問題に関するイベントをお店で開いたりして、こどもたちの現状や「子供食堂」のコンセプトについて、いろんな人に向けて周知していくといいかもしれないと、勝手な提案をさせていただいた。


食事に困っているこどもがケータイを持っている可能性は低いので、ウェブ上で情報を拡散してもこどもたちには直接届かないかもしれないが、知る人が増えれば、必要な人に届く可能性も高まるだろう。

瓦町の「子供食堂」が開いているのは、毎月第2、第4水曜日の5~6時。2日前までに予約が必要らしい(予約の電話番号:087-835-0157)。

全国の子供食堂には、大人も入れるところも多いけれど、ここはどうなんだろう。誰でも入れたほうが子供たちも入りやすそう。何かアイデアがあったらポストへでも入れておいて、と言われたので、また訪れてみよう。

「子供食堂」のオーナーさんは、食堂とともに「フードバンク」も設置され、食べものの余っている人・団体と食べ物を必要としている施設・団体をつなぐ活動をされているらしい。

寄付を受け付けている食べ物は、缶詰、レトルト食品、調味料、お米、飲み物、お菓子など、未開封品で消費・賞味期限が1カ月以上あり、常温保存が可能なもの。

寄付を受けた食べものは、香川県内の社会福祉施設や生活困窮者支援団体、市町社会福祉協議会へ届けられるそうです。


●お問い合わせ先
フードバンク高松
〒760-0052 高松市瓦町2丁目1-11 福良ビル1F
電話番号: 087-835-0157
Mail: hana1115(アットマーク)sanuki.ne.jp  ※(アットマーク)を@に変えてください(いたずらメール防止)