MOUNTAIN VALLEYのマヌカハニーを食べながら。

久しぶりに風邪をひいた。去年の冬のインフルエンザ以来。インフルエンザはずいぶん苦しんだけど、それに比べれば、喉から始まった普通の風邪はラクに感じられる。ちょっとした熱は身体があたたまって心地よく、痛めていた腕の回復も加速しそうだと思ったら、案の定、熱にうなされた夜の翌朝は腕がだいぶよくなっていた。風邪の功名。

喉がいがいがして、朝起きると唾を飲み込むのも大変なほど痛むので、マヌカハニーのお世話になっている。「マヌーカハニー」とも言うらしい。


ニュージーランド南東部のMOUNTAIN VALLEY(マウンテンバレイ)の野生のマヌーカハニー。

農薬が飛来してくる心配のない場所で育つマヌーカから蜂たちが集めたはちみつ。蜂からはちみつを全部奪ってしまうと、冬にエサとして砂糖を与える必要があるらしいけれど、このメーカーでははちみつを全部取ってしまわずに残しておき、砂糖を与えることはしていないらしい。

荒濾ししているだけでフィルターにかけず、加熱もしておらず、もともとの成分をなるべく除去したり壊したりしないような製法が採られている。


濃厚で、食べやすい風味。

UMFやMGOなどの数値は書かれていないが、これは効きそう。

マヌカハニーというと、まだマヌカハニーが今のようにどこにでも売っていなかった頃、お腹の「ピロリ菌」をやっつける力があるとインターネットで知って、オーストラリアかニュージーランドかどっちかから取り寄せたことがあった。送料も含めてけっこうな金額だったけど、食べきれずに冷凍したまま、賞味期限が切れた分はもったいないことに捨ててしまった(冷凍したハチミツが食べられなくなるようなことはまず無いだろうし、今なら確実に食べるのに)。商売の才能のある人なら、いち早く見つけたマヌカハニーで輸入ビジネスをおこして一山当てるかもしれないけど、ぼくはせっかく買ったハチミツを食べきることもできず、ピロリ菌は結局、抗生物質で退治した、というマヌケな経験がマヌカハニーにはつきまとう。

ちなみに、最近得た情報によると、ピロリ菌には胃酸の量を調整するなどの働きもあるらしく、安易に抗生物質で全滅させて「めでたしめでたし」というわけにもいかないようだ。




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by 硲 允(about me)