友麹(共麹)をつくる。家で米麹を増やす方法


今年はずいぶん麹と遊んでいます。米麹を自分で増やす「友麹(共麹)」というのを試してみました。

お米を蒸して、既にできている米麹と混ぜ合わせ(分量は、お米3合に対して米麹100gにしています)、数日間、30度くらいに保ちます。


お米を蒸した布にくるんでいます。

最初の頃、布でくるまず、そのまま琺瑯のタッパーに入れて熟成させていたのですが、水分が閉じ込められて水分過多でうまくいかなかったので、布でくるんで紙の米袋に入れるという方法に落ち着きました。


小さめの米袋がぴったりです。


一概に米麹といっても、いろんな種類があるそうで、黄色い米麹ができることも。


黄色くなったときは最初はびっくりして心配になりましたが、これで甘酒をつくると美味しくできました。


これは白い米麹。このときは、まだ麹菌が成長しきる前に切り上げてしまったらしく、これで甘酒をつくると、あまり甘みが出ませんでした(米麹で甘酒をつくると、麹の出来具合がよくわかるそうで、たしかに…)。


黄色い麹と白い麹、並べてみると違いがよくわかります。


このときも、黄色。


しっかり熟成させたつもりですが、甘酒にしたときにあまり甘みのでない麹で友麹にしたので、この麹も甘みがでませんでした。そういう種類の麹になったのかもしれません。醤油に合う麹、日本酒に合う麹など、用途によって合った麹があるそうで、奥が深いです。

今年の麹の実験はこれで終わり、また次回は次のシーズンに…。そのうち、田んぼで育った麹(お米に黒い麹が付いていることがあります)から米麹をつくってみたいと思っています。


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by 硲 允(about me)