禁煙はいつからでも遅すぎることはない!? 損傷した細胞が置き換わるとの研究結果

AFPの「損傷受けた肺細胞の「置き換え」、禁煙で促進か 研究」という記事を興味深く読みました。

先日、コンビニで電子決済の料金を支払おうと並んでいると、前にいた女性が煙草を購入していました。煙草の種類を数字で指定するわけですが、こんなにたくさんの種類を揃えているとは、喫煙ニーズの高さがうかがえます…。店員さんが棚から取って、カウンターに置いたパッケージを見ると、煙草はあなた自身だけではなく周りの人の健康も害します…というようなことをもっと具体的に書いていて、こんな醜悪なパッケージの商品を平気で買える心理状態を想像しているうちに、自分の番になりました。

学生時代に、煙草を吸うとこんなに真っ黒な肺になるんだよ!というビデオか何かを見せられた記憶が残っています。こんな肺にはなりたくないと強く思ったので、それなりに効果があったのかもしれません。一度こんなに真っ黒になったら、もう正常には戻りそうにないように思ったし、今までは医学でもそう信じられていたようです。

ところが、この記事によると、それまで煙草を吸っていた人でも、禁煙すると、体が健康な細胞の「貯蔵所」を利用し、たばこで損傷した肺の細胞を置き換えている可能性がある、とのこと。

煙草を長年吸ってきた方は、今さら禁煙しても遅すぎる、と言うことが多いそうですが、損傷した肺の細胞を修復することが可能ということは、長年吸ってきて肺が真っ黒になっていたとしても、禁煙すればそれを修復できる希望が残されている、ということです。

それまでの人生で煙草を1万5000箱以上吸った人でも、禁煙してから数年以内で、気道の内側を覆う細胞の多くに損傷の痕跡が見られなかったといいます。

医学では治らないとか、修復不可能だと言われていても、実は治る、ということが少なくないし(先日も、骨法で色盲が治ったという話を松縄骨法院で聞きました)、身体の本来の自然治癒力というのは、それが働くようにさえすれば、すごい力を発揮してくれるものだと思います。


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by 硲 允(about me)