自分たちが食べられない食品が、家にたまってくることがあります。あまりに健康にわるそうなものは心を鬼にして捨ててしまうこともありますが、それほど「ヤバそうなもの」が入っていないときは、喜んで食べてくれそうな方にもらってもらうこともあります。
賞味期限が近いものは焦ります。近所の畑で働いている方が近くを通ったので、初対面でしたが、声を掛けて甘いお菓子をもらってもらったこともありました。
先日、キョーエイ(@香川県香川町)というスーパーに寄った際、「キョーエイフードバンク」というものがあるのを初めて知りました(キョーエイは徳島に多く、香川は1店舗)。家にあるけれど食べられないものや使い切れないものを回収し、福祉施設や生活困窮者に届けてくれるそうです。
回収してくれるのは、賞味期限が1週間以上あり、未開封の缶詰、乾物、お菓子、麺類、インスタント食品、レトルト食品、調味料、食用油、嗜好品、お茶やジュースといった飲料など。回収できないのは、生鮮食品、要冷蔵品、酒類、医薬品。たしかに、お酒を届けるのはまずいかもしれません…。
自分が食べたくないようなものを届けてもらうのもどうなのだろうとは思いますが、捨ててしまうよりはいいのだろうか…。あまりにも「劇物」に思えるような食品は思い切って捨ててしまうこともありますが、それなりに栄養になりそうなものは捨てて無駄にしてしまうのは気が引けます。
キョーエイフードバンクの説明によると、日本全体で毎年、643万トンの食品が廃棄されているとのこと。捨てられてしまう食品がもったいないし、ゴミも出るし、その分の労働力も無駄になっているし、製造時のエネルギーも無駄になって地球を無駄に汚していることになるし、とにかくもったいない話です。
こういう回収場所がもっとあちこちにあればいいのになぁと思いました。送り届けて回収してくれるところはいろいろあると思いますが、普段の行動範囲内にあるとやっぱり便利です。