粗品

とある手芸屋さんで毛糸を大量に買い込んだ。織り物用の毛糸がどんどん増え、最近、無印で衣装ケースを5個買ったが、それでも入り切らないくらいになってきた。

会計を済ませると、思いがけないものをいただいた。お土産うどん。○○周年記念だという。手芸屋さんでうどんをもらうとは思わなかった。

客に手渡すちょっとした粗品というと、よくあるのはボックスティッシュやサランラップ、タオルなど。誰でも使うだろう、という消耗品が選ばれている。さすが香川県。うどんは普通、誰でも好んで食べるのだろう。

お土産用うどんは、保存を効かせなくてはいけないので、いろんな添加物が入っていることが多い。とても食べられない、という品もあるが、いただいたうどんの原材料は、小麦粉と塩のほかに、酒精と、おそらく打ち粉として使われている加工でん粉くらいで、一般的なお土産用うどんとしては必要最小限だった。

ちなみに、本格的なお土産うどんを求めているなら、石川うどん(香川県丸亀市)がこだわりのうどんギフトを用意してくれている(最近、お店を訪れていないので、要確認)。

新型コロナ騒動で、香川のうどん屋さんが次々に閉店に追い込まれたらどうしようかと心配していたが、よく通りかかるうどん屋さんで閉店したところは見かけず、持ちこたえているようだ。応援に行きたいところだけど、うどんの出汁には普通、砂糖が入っているのでかけうどんはぼくには食べられず、最近は農薬もなるべく避けているので、ざるうどんも食べなくなった(一時は、ざるうどんに塩をかけて食べていたけれど)。だけど、うどん文化は続いてほしい。


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by 硲 允(about me)