去年の秋に拾ったどんぐり(マテバシイ)。どんぐりの苗用にいくつかポットの土に埋めた後、まだたくさん残っていたので久しぶりに食べることに。
マテバシイのどんぐりは殻がけっこう堅いので、木槌で叩いて割りました。
ビニール袋に入れて室内の物置に入れていたのですが、保存状態がわるかったようで、割ってみるとカビが生えていたり真っ黒になっていたりするどんぐりが大半でした・・・。
無事だったどんぐりを土鍋で煎りました。煎り過ぎて真っ黒に! 玄米の黒焼きならぬ、どんぐりの黒焼き。
食べてみるとカチカチで歯が割れそうなくらいだったので、コーヒーミルで挽いてみました。
コーヒー豆よりも堅いようで、コーヒーミルのハンドルを回すのがちょっと大変なくらいでミルが壊れないか心配になりましたが大丈夫でした。
その後、電動ミルにかけ、さらに細かい粉末にしました。
何に使おうか迷った結果、パンに入れることに。
白神こだま酵母を使いました。
白神こだま酵母ドライ50g
どんぐり粉の粒々が見えます。白神こだま酵母はレーズンで作っている自家製の酵母よりも発酵が速く、数時間で生地がこの2倍以上に膨れます。
成形して2次発酵。
こんがりと焼き上がりました。
どんぐりの粉末が、コーヒーのようなココアのような、こうばしい風味を与えてくれています。クセになりそうな美味しさ。どんぐりを黒焼きにするつもりはなかったのですが、失敗は成功のもと・・・真っ黒になったどんぐりをあきらめずに粉末にしてみてよかった。
ちなみに、Amazonで調べてみると、どんぐりパウダーというのがありました。
どんぐりパウダー(500g)
商品写真の一つに真っ黒のどんぐりが載っています。粉末にするには黒焼きにする必要があるのでしょうか。
この商品はカシワのどんぐりを使っているそうです。
マテバシイやスダジイはほとんどアクぬき無しでも食べられますが、アクの強いどんぐりを家で食べる場合、水に数か月浸けるなどしてあくぬきする必要があります。
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