香川県綾川町にある髪と体のお店「たなごころ」で開催された写真セミナーに参加してきました。
前回、1日だけのオープンセミナーのことを書きましたが、その後、3日間のビギナーコースにも参加し、写真やカメラについて基本的なことを教わり、写真を撮るのが以前よりも楽しくなってきました。
講師はオープンセミナーと同じく、お店で整体をされ、カメラマン歴18年の十亀雅仁(そがめ まさひと)さん。神奈川県ご出身で、香川に移住されてからは「まちのシューレ963」のギャラリー用の写真撮影や、「焚火かこんで、ごはんかこんで」という書籍の写真撮影などをされています。
焚火かこんで、ごはんかこんで (どいちなつ 著)
セミナーを受ける前と後で、写真がどう変わったか、見比べてみたいと思います。
まず、自分でつくっている本「好きなことを仕事にする」の写真。
セミナーを受ける前、ウェブショップで販売する商品写真用に撮影した写真がこちら。
セミナーを受けた後に撮影した写真は、こう変わりました。
セミナーを受ける前の写真は、本の下のほうが幅が広くて台形に見えます。この角度では、本の厚みがわかりませんし、写りがぼんやりとして紙の質感が見えづらいです。セミナー後に撮影した写真は、なるべく形が崩れにくいように焦点距離を調整し、質感が出るように絞りを調整し、本の厚みがわかる角度から撮影しました。
次に、たんぽぽの写真。
セミナーを受ける前、ブログ用に撮影した写真がこちら。
3回セットのセミナーの第1回目を受けた後、課題で提出した写真がこちら。
セミナー前の写真は、タンポポを画面に入れてただシャッターを押しただけ、という感じですが、セミナー後の写真は、タンポポの花を主役にし、背景にぼかしたオオイヌノフグリを入れました。オオイヌノフグリは別名「星の瞳」と呼ばれることを、この写真を撮る少し前に知り、星のようなイメージでぼかして撮りました。また、たんぽぽの花びらを色が、露出補正を標準設定すると見た目よりも濃すぎたので一つ+にしました。そういう設定も、前まではほとんどすることがありませんでした。
今回のセミナーのおかげで出来るように(わかるように)なったことを書き出してみたいと思います。
- 被写体に当たる光の方向を意識して写真を撮るようになった
- 被写体や撮りたいイメージに合わせて、レンズの焦点距離(広角や望遠など)を考えるようになった(カメラの望遠機能は、写すものをただ「拡大」するだけではなく、被写体の形や遠近感などにも影響することがわかった)
- デジカメを何年も使っていながら、何のことなのかほとんどわかっていなかった絞り(F値)を撮りたいイメージに合わせて調整できるようになった
- ピントは必ずしも合わせる必要がないことを知り、ピンぼけを撮りたいイメージに合わせて活かす方法がわかってきた
- 写真ソフトのトーンカーブ(コントラストの調整)や色合いの調整などの機能の使い方がわかった
以前は、特に何も考えずに撮りたいものにカメラを向けてシャッターを押すだけで、それを講師の十亀さんに伝えると、そういう方にはぴったりのセミナーだと思います、とおっしゃっていた通りの内容でした。構図や背景にこだわり、絞りや焦点距離を考えて撮り、写真ソフトで自分のイメージに近づけるように調整すると、だいぶ写真が変化してきたように思います。
ぼくはOLYMPUSのTG-4というコンパクトカメラを使っていて、セミナーにもこのカメラを持って行って教わりました。
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-4 Tough ブラック 1600万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重
一緒に参加された方は一眼レフのカメラを使っていたので、コンパクトカメラと一眼レフの違いを知ることができたのもよかったです。
毎回、次の週までにしてくる宿題があり、それもいい練習になりました。最後の回に提出した写真をnoteにもアップしました(一枚、顔の入った写真を手の写真に変えましたが)。
by 硲 允(about me)
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