コーヒーは最近まで、生豆を購入して焙烙で焙煎していましたが、相方が土鍋で試してみたところうまくいき、土鍋のほうが一度にたくさん焙煎できるので、それを知ってからは土鍋ばかり使っています。
上の写真は焙煎を始める前の様子ですが、豆が既に茶色いのはデカフェの生豆だからです。
最初は弱火で5分ほど。最初から最後まで、木べらやターナーでコーヒー豆をかき回し続けます。
こおばしい匂いがしてきたら、火力を少し上げます。最初は、「パチ・・・パチ・・・」という高い音を立てます。 そのうち、「ポン、ポン」と豆が膨らむもっと低い音を立て始めます。
土鍋は保温効果が高く、ある程度まで温度が上がると弱火にします。強い火力で焙煎し続けると、表面だけ真っ黒になってしまうので注意が必要です。最初はじっくり弱火で、途中、 、「パチ・・・パチ・・・」「ポン、ポン」とはぜる程度に火力を高め、勢いがついたら再び弱火でじっくり、というのがコツのようです。
最後の段階では、写真からもわかるように煙がもくもく出て、家じゅうがコーヒーの香りになります。この段階では弱火でOK。好みの煎り加減で止めます。
コンロの火を止めても、土鍋はしばらく熱いままなので、完成したらすぐに皿などに移します。
ぼくは油分が豆の表面に出てくるくらいの深煎り(フレンチ)にします。
土鍋を使うと、焙烙よりも豆の様子がよく見えるので簡単です。慣れるまで、火力は弱めで焙煎すると失敗が少ないのではないかと思います。
コーヒーの自家焙煎と言えば、最近は金網を使うのが一般的だと思いますが、大昔は土鍋のようなもので焙煎していたのではないかと想像しました。焙烙にしても土鍋にしても、土の道具で煎るとふっくらと煎り上げる感じがします。
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