今年もお米づくりが始まりました。
去年育ったお米(自然農法を提唱した福岡正信さんが生み出したハッピーヒルという品種)を水に浸けて1週間ほど経つと、根っこが出始めました。
お米づくりは苗を育てるところから。
方法は、基本的に「自然農の米づくり」という本に学ばせていただきました。
自然農の米づくり [ 大植 久美 (著), 吉村 優男 (著), 川口 由一 (監修) ]
まずは苗代をつくります。(去年はお米を水に浸けずに穀雨の日に苗代づくりをしましたが、今年はちょっと遅めで4月30日に)
田んぼの中央付近につくりました。鍬で地面の表面を数センチ削り、周りに寄せておきます(土を削るのは、地表に落ちた夏草の種をなるべく苗代に残さないようにするため)。
宿根草の根や大きな根っこを取り除いておきます。
苗代の全体をひと通り、鎌で土を掘るようにして根っこの取り残しを探しながら、足で地表を平らにしていきました。
種籾を全体に蒔きます。去年は鳥たちがつついて少なくなってしまったので、今年はちょっと多めに・・・
モグラ除けのために、苗代の周りにスコップで穴を掘るといいそうです。掘り上げた土の下の方を、種籾に上にかぶせるのに使います(これも、夏草の種の混入を防ぐため)。
土を被せた上からてのひらで押さえます。
乾燥防止のために田んぼで刈った草をかけ、防鳥用に竹のアーチをかけました。
初めてお米づくりをした3年前は、種籾を鳥たちが食べてしまわないように笹や木の枝を苗代の上においていたのですが、1日でほとんど食べ尽くされ、次に麻紐を張り巡らしたのですがそれも無駄な抵抗で、なるべく人工的な資材は使いたくないのですが仕方なく防鳥ネットを買いました。
MARSOL 防鳥バードX 2X10M 20mm角目
2センチ角の網目でスズメも大丈夫で、2×10メートルというサイズも苗代に使いやすく、これが気に入って毎年使っています。
家から畑までの近道を作りつつあり、そこに群生している篠竹(しのだけ)を使って防鳥ネットを押さえました。
四方をぐるりとよく見て、鳥が入れそうなところを念入りに塞ぎました。
ようやく完成! 去年までは竹のアーチを使わずにネットを張ったのですが、アーチを使うと張りやすいことがわかりました。
これでひと安心。あとは芽を出してくれるのを待つのみです。
ちなみに、苗代づくりから収穫まで、去年のお米づくりの記事はこちらからご覧いただけます。
by 硲 允(about me)
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