先日、相方がつくったシロツメクサ(ホワイトクローバー)の腕輪。
玄関に吊るしておくと、翌日にはだいぶ乾燥していました。庭仕事をしている途中、相方がこれを玄関から取り外して家に持って入るのを見て、何をするんだろうと思っていたら、なんと、お茶にするとのこと。
シロツメクサの腕輪をコーヒーサーバーに入れ、庭で剪定枝や枯れた竹を燃やして沸かしたお湯を注いで出来上がり。
シロツメクサの花茶は、沖縄で暮らしている方の野草レシピのエッセイ本で知らったらしい。
飲んでみると、いかにも「草」っぽい風味だけど、不味いことはない。ハチミツを入れると美味しくなりました。
シロツメクサのの花の効能をネットで調べてみると、咳や痰の改善に効くとのこと。
一方で、シロツメクサは人体に猛毒であるシアン化物を生成することがある、という情報に出くわしました。
たとえば、こちらの論文。
クローバーの遺伝子の違いにより有毒になる(Genetic differences in clover make one type toxic)
研究によると、クローバーを食べるカタツムリやナメクジや野ネズミから身を守るために有毒なシアン化物を生成する遺伝子を発達させたという。
That clover necklace you make for your child could well be a ring of poison.(子どもにつくってあげたクローバーのネックレスが毒の輪っかだということもあり得る)とのこと。
日本大百科全書(ニッポニカ)の「有毒植物」の項目にも、こういう記述があります。
そういう中毒がどれくらいの頻度で起こるのかわかりませんが、時々そういうことがあるようです。インターネットで調べてみると、シロツメクサをお茶にしたり炒め物にして食べたりしている話がいろいろでてきます。 中毒はめったに起こらないのかもしれませんが、その可能性があることを知ると、シロツメクサのお茶はおそろしくて飲めなくなりました。
マメ科の牧草であるシロツメクサの若芽、ミヤコグサなどには青酸配糖体が含まれており、これを飼料とした家畜が倒れる例もある。
野草の食べ方・飲み方、利用の仕方については、複数の本を読み比べ、念のためさらにインターネットでも調べてみると安心です。
最近は、この本を図書館で借りてきて参考にしています。
食べる薬草事典―春夏秋冬・身近な草木75種 (村上 光太郎 著)
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