さぬきうどん用に開発された小麦「さぬきの夢2009」を育てるのは今年が2年目。1年目に育った麦を種用にとっておき、去年の11月に種を蒔いた。それから半年、上の写真のように立派に育った。
今年はスズメたちのエサが少なかったのか、小麦を食い散らかした。庭の畑の小麦はほとんど食べられてしまい、畑も一部はこんな様子。
なかなか派手な食べっぷり。食べているところを何度か目撃したことがある。
去年の秋に収穫した麦を縁側で乾燥させたまま、最近までそのまま放置してしまっていた。ガラス越しに鳥たちはそれを見ていたはず。「あいつら収穫してもどうせ食べないんやったら、食べてしまお!」と思ったのかもしれない。
鳥さんたちは一応人間に遠慮しているように見える。庭のさくらんぼにしても、実が熟し始めるとカラスやヒヨドリがもぐもぐと食べまくっていたけれど、ぼくが毎日食べ始めると、ぼくの手の届く辺りの実は食べなくなった。
「これならできる!自然菜園―耕さず草を生やして共育ち」(竹内 孝功 著)という本に書かれていた通り、小麦の種を約30センチ間隔で点蒔き(一か所に5~10粒)にしてみたところ、種をばらまくよりも草刈りがラクだった。
去年、草に埋もれた小麦は小さくしか育たなかったが、今年、ほどよく草が生えたところは鳥たちに見つからなかったのか入りにくかったのか、食べられずに残っていた。
実をそのままかじってみると、かりっとしてほのかな甘みがあって美味しかった。
うどんやパンにするほどの量はないけれど、小麦を挽いてみたい。挽き臼をインターネットで探してみると3,000~4,000円くらいした。まずはコーヒーミルと電動ミルで試してみようと思う。
by 硲 允(about me)
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