イタドリは香川では「高知の人が食べるもの」? 調理方法がようやく身に付いた


春になると、フキノトウにフキ、タケノコ、その後くらいにイタドリが伸びてきて、これを食べると一通り春の味覚を味わった気になります。


食べごろのイタドリ。近所の藪でにょきにょきと生えてきます。イタドリを収穫しているところを知り合いの農家の方が通りかかり、「高知の人はそれ食べるらしいなぁ」と面白がっていました。以前、道端に生えたイタドリをいただいて、カバンから突き出たイタドリを持ってカフェに入ったときも、 「高知の方ですか?」ときかれました。どうやら香川では、イタドリは「高知の人が食べるもの」と認識している人が多そうです(もちろん香川でも食べる人はいるし、販売もされていますが)。

美味しく食べるにはちょっとしたコツがあり、最初のうちはうまくいきませんでしたが、何度も食べているうちにわかってきました。

茎の下のほうは堅く、どこまで食べられるかを判断するのがなかなか難しいのですが、生のまま包丁で切ってみて、ザクっと簡単に切れるところは美味しく食べられます。筋に引っかかって包丁で簡単に切れないところは、煮ても筋ばって堅いままです。


指で何本も皮を剥いていると、爪の内側がヒリヒリしてくるので要注意。ピーラーがあると剥きやすいです。凹んだところや、最後の仕上げは包丁のほうがうまくいきます。


なんともきれいな色です。


塩もみしてしばらく放置してから、水に浸けます。イタドリはシュウ酸を多く含み、シュウ酸を抜かずに食べ過ぎると結石の心配があるので、念入りにあく抜きしています。朝、晩、水を替えて3日くらい待てば安心。置きすぎると酸味が完全に消えますが、酸味を少し残しておくくらいのほうが好みです。


油で炒め、ゴマをふりかけて完成。


ご飯のお伴に。めんまにちょっと似ています(めんまほどコリコリしていませんが)。


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by 硲 允(about me)
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