「野の花えほん」(前田まゆみ 作)に夢中になる。草花のリースづくり

ぼくは都市部で生まれ育ち、香川に移住するまでずっと庭のない場所で暮らしてきました。香川で庭のある家と田畑をお借りして暮らすようになってから、いろいろな野草や草花がだいぶ身近になってきました。

野草のことをもっと知りたいと思い、いろんな本を読んでみています。最近、よかったのは、「野の花えほん 春と夏の花」という絵本。


野の花えほん 春と夏の花(前田まゆみ 作)


帯に「おとなも子どもも楽しめる野の花遊び絵本」と書かれている通り、小学校低学年くらいの年齢の子どもから、大人も楽しめる内容だと思いました。植物の部位の名前など、けっこう専門的なことも書かれていますが、漢字にはすべてふりがなを振ってくれてあるので、ひらがなさえ読めれば、わからないことは誰かに聞きながら読めそうです。

春と夏の花、ということで、大きく紹介されているのは、すみれ、なずな、はこべ、ははこぐさ、きゅうりぐさ、西洋タンポポ、からすのえんどう、おおいぬのふぐり、など、28種類。そのほか、それぞれの花の仲間がいろいろ紹介されていて、全部合わせると100種類くらいになりそうです。

子どもの頃、ぼくは草花にまるで興味がありませんでしたが、こんな本があったら、本を片手に載っている草花を探し回ったかも。

それぞれの花の特徴や名前の由来、食べ方、遊び方、よく似た草花の見分け方などがかわいいイラストと共に紹介されていて、最初から最後まで順に夢中で読みました。

たんぽぽは、花の根元にうろこ状についている総苞片(そうほうへん)の違いで見分けることができるらしい。


反りかえっているのが西洋たんぽぽ、反り返っていないのが関西たんぽぽ、反り返り気味だけど完全に反り返っていないのは混合種らしい。このたんぽぽは反り返りぎみに見えます。

本で紹介されていることで試してみたいと思ったのは、はこべのふりかけ、ははこぐさのはちみつティー、からすのえんどうの豆ごはん(これは先日やってみました)、のびるのむかごの酢づけ、げんのしょうこの入浴剤など。

草花のリースのつくり方も載っていて、さっそくつくってみました。

シロツメクサのリース

たんぽぽのリース



面白くていろいろつくってみたくなりますが、畑仕事が進まないのでこの辺で・・・。


玄関に飾りました。

いろんな種類の草花を組み合わせたり、いろんな大きさにしてみたり、無限に楽しめそうです。子どものときにテレビゲームではなくこんな遊びをすればよかった! お金もかからないし目もわるくならないし、センスや創造力を養えそう。

これは春と夏の花ですが、秋冬バージョンもあり、さっそく注文しました。


野の花えほん 秋と冬の花(前田 まゆみ 作)


プレゼントにもよさそう(大人でも子どもでも)。


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by 硲 允(about me)
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