だいこんやカブの間引きと、間引き菜たっぷり料理


秋らしい畑になってきた。大根、カブ、いろんな葉物野菜が少しずつ大きくなってきた。秋はイベントが多くてなかなか畑に行けないが、暇を見つけては間引きしている。


ダイコンは間引き菜でも結構なボリュームになる。


肥料を与えておらず、葉は淡い緑色で、えぐ味がない。


カブはまだ小さいけれど、可愛く育っていた。


間引きが遅れると、虫たちが葉っぱを食べ始め、自然による間引きが始まる。どこから間引きしようか迷ったときは、虫食いを目印にする。「ここは混みすぎてるなぁ」と思うところを、ちゃんと虫たちは選んでくれている。

ちなみに、肥料を与えすぎると、野菜を虫に食べられやすくなるという。そういうときは、ほどよい間隔で育っていても虫食いだらけになることもあるだろうと思う。


袋いっぱいに採れた間引き菜。

新鮮なうちにたくさん食べたいので、間引き菜だけで野菜炒めに…


フライパンに山盛り!


野菜炒めというか、塩を振ってフタをしてじっくり火を通すので、炒め煮、という感じだろうか。さっきの山盛りがこれくらいの容積に減る。紫色のは日野菜かぶ。


間引き菜がたくさんあるときは、お好み焼きもいい。間引き菜とヤマイモ(自然薯)だけのお好み焼き。


醤油と、徳島で買ってきたゆこうの絞り汁をかけて食べた。

間引き菜料理を食べながら、そういえばこんな小さな間引き菜はお店では売っていないなぁと思った。もう少し大きく育ってから間引きしたダイコンなどは見かけるけど。うちくらいの畑なら間引き菜を自宅で食べ切れるけれど、大規模な畑をもつ農家さんは、食べずに土に還してしまうこともあるのではないかと思った。小さな間引き菜は、すぐにしなっとしてしまうのもあって、売りにくいのかもしれない。まだ小さいとはいえ、立派な野菜には違いない。魚でいえばジャコみたいなもので、ジャコは売れるけど、小さな間引き菜を売れないのは需要が少ないからだろうか。季節限定で、間引き菜専門のお好み焼き屋をやりたくなったが、それこそ需要がないかもしれない。


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by 硲 允(about me)
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