さぬきこどもの国でお弁当を食べたあと、最初に向かったのは「かがわ木材加工センター」。
ここは香川県初の間伐材加工施設らしい。
リングバーカーという機械で、丸太の皮が剥かれていた。人力で一つずつ剥くとなると大変だが、ごろんごろんとあっという間に剥けていった。
皮が剥けた丸太は、次にツインバンドソーという機械でカットされる。
おがくずやチップも活用しているらしい。
こちらは木材を乾燥させるための設備。
参加した子どもたちは、ヒノキのチップで香り袋をつくった。お風呂に入れると入浴剤代わりになる。
「重ね梁」というものを初めて見せていただいた。この手法を用いれば、一つでは大きさの足りない材を組み合わせて丈夫な梁をつくることができるという。
香川県は雨が少なく、木の成長がゆっくりな分、中身の詰まった木が育ち建築に向く材がとれるという話をよく聞く。とはいえ、香川県で伐採され、製材されている木材の量が限られているため、香川県産の木材だけを使って建物を建てるとなるとなかなか大変だという話も聞く。
普段、樹齢約30年のヒノキ林の手入れをしているが、伐採はまだ先。自分が関われる領域は限られているが、その領域外のことも知りたい。香川の森は今後どうなっていくのか、どうしていくのがいいのか。木材をどう活用していくべきなのか。現場で見聞きすると、いろいろと考えるきっかけになる。
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by 硲 允(about me)
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