「まるがめみちあかりプロジェクト ✕ おしろのまちの市 夜市」(香川県丸亀市)へ。


2018年11月23日に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された「MIMOCA de 雑貨店」に出店したあと、すぐ近くで開催されていた「まるがめみちあかりプロジェクト ✕ おしろのまちの市 夜市」を見に行ってきた。


この建物は元々、果物屋さんだったらしい。改装されてきれいな内装になっている。中では珈琲や焼き菓子などが販売されていた(イベントが始まったばかりなのにスコーンはあっという間に売り切れ!)。香川のマルシェは、始まってすぐに食べものが売り切れになるのをよく見かける。


うちわの骨を利用したランプシェードがいい雰囲気だった。


まだ明るいが、切り絵の灯籠が商店街に並んで楽しげに。


笠を使った明かり作品。


うちわを使った提灯? 一つひとつにつくった人の名前が書かれていて、地元の保育所の子どもたちがつくったらしい。


こちらは、処分される予定だった障子を地元の方たちが切り絵でリメイクした作品。


だんだん暗くなってきた。

まるがめみちあかりプロジェクト(切り絵灯籠)

提灯の切り絵を一つひとつじっくり見てみると面白くなってきた…それぞれ違って、何をイメージしたのだろうと思いながら見ているとずいぶん見応えがある。


「歯」の形に見えるものが切られている。もうすぐ親知らずの抜歯を控えているので、なんでも歯に見えるのだろうか。

砂糖がダメなので、マルシェのお店には食べられるものが見当たらず、商店街の乾物屋さんで瀬戸内産あみ海老を購入。


海老を干しただけで、醤油をかけて、炊きたてのご飯に乗せても美味しいと、お店のおじさんが教えてくれた。「あかりで来たん?」と、このイベントのためにやって来たのかときかれた。こういうイベントは、地元のお店が繁盛するためにも役立っているのだろう。


うどんに乗せて醤油をかけていただいた。シンプルな味付けだと、海老そのものの甘みが際立つ。


ここは、会場の一つになっていた元化粧品屋さんの奥の化粧室。ブランド化粧品でお客さんをおめかししていた部屋が半ば廃墟化し、このレトロで儚い感じの明かりもなかなか面白かった。

使われなくなったこういう建物にも、イベントによって新しい息吹が吹き込まれ、化粧室から出ると別世界が賑わっていた。


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by 硲 允(about me)
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