フォレスターズかがわの「薪風呂をつくろう!プロジェクト」、土壁塗りまで来ました


香川に移住してから参加しているNPO フォレスターズかがわの「薪風呂をつくろう! Project」。

森づくりの活動で発生する間伐材を薪風呂で有効活用しようというもので、参加者のみなさんと一緒に、森での間伐、薪づくり、風呂小屋のセルフビルド、薪の風呂焚きや入浴などを体験します(ファンド制となっており、10,000円以上を出資していただくことで「ファンド会員」となり、薪風呂づくりや薪風呂関連のイベントに参加することができます。
詳しくは、こちらのチラシをご覧ください)。


香川の木材を利用し、伝統的な工法を用いて建設中の風呂小屋。



竹小舞を編んで(「小舞掻き」ともいいます)、壁をつくっていきました。麻ひもで編みます。

この後、ワークショップを開催し、みんなで土壁を塗りました。


昔は家を建てるとなると自分たちで竹小舞を編み、土壁を塗っていたそうですが、土壁を使う家が減り、土壁用の土を販売する業者さんも稀有な存在になってしまったようです。

参加してくれた子どもたちは、長靴とレインコートの格好で準備万端。楽しそうに土を踏んで混ぜてくれていました。土からドブ臭いような臭いがすると思ったら、土に混ぜた藁によって発酵している匂いで、藁についている納豆菌の一種のような菌が活発になっているらしい。そのネバネバによって土壁としての機能が高まるとのこと。

土壁塗り

プロの左官屋さんに塗り方を教わりました。


当日のイベントでは、土壁塗りに加えて、自然食体験も。大鍋での芋汁に、羽釜や土鍋で薪炊きのご飯、豆腐や卵の燻製、いろんな野菜料理…。食器はすべて竹でつくりました。


土壁を使う家は少なくなってしまいましたが、自然素材を使ったそうした昔からの伝統的技術への関心は高まっているように思います。徳島からも二家族訪れてくれ、自然食にも関心をもってくれていたようです。


土壁は、時間さえかければ素人でも案外上手に塗れるものです。きれいに仕上がりました。


最終的には木を張る予定です。


その後、風呂釜も設置されました。


この後は、土壁を反対側からも塗り、内側の仕上げも残っています。配管や内装を進め、2018年内の完成を目指しています。


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by 硲 允(about me)
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