面白いイヤープラグ(耳栓)を買いました。
ALPINE(アルパイン)というメーカーの「HEARING PROTECTION MusicSafe Pro」。
ちょっと耳を痛めて、大きな音がするときに音量を少しだけ落とせるこの耳栓を買ってみました。音楽用で、ライブ鑑賞時や、ドラマーなど演奏家自身が使用することが想定されているようです。
こんな一式。
使用する部品によって、音量の下げ加減を調整できて、白、銀、金の三種類あります。
そのパーツをこのように差し込んで使用します。
耳に直接触れる黒い部分は、AlpineThermoShape材という特別な素材でできているそうで、ンシリコンなので低刺激で、かゆみを伴うことも少ないとのこと。体温によって耳の穴の形にフィットするようにつくられているそうです。
ライブではまだ使ったことがないのですが、自分でアコースティックギターを弾きながら装着してみると、たしかに、普通の耳栓ほど音が消えず、耳の調子がわるいときに神経に触りそうな音だけカットしてくれそうな感じです。金、銀、白のパーツを順番に付けてみると、その違いがよくわかります。大音量の音楽を聴く場合でも、白で充分な感じがしました。音の微妙なところを味わいたければ金はカットしすぎ、という感じがしました。金だと、話し声もけっこう小さく聞こえるます。白は小声で話されても問題なく聞き取れる感じです。
自分が話す際には、装着していると自分の声がヘンに聞こえて、ちょっと話しづらいです(慣れればそうでもないかもしれません)。声を出すときは、耳からも空気が抜けているようで、ちょっと鼻が詰まったような声になります。
先日、森林作業でチェンソーを使う際にも使用してみたところ、ばっちりの使用感でした。金のパーツだと、エンジン音が小さくなりすぎてちょっと不安な感じがしました。あの轟音が常に注意喚起してくれているところがありますが、シャーっと静かに刃物が回転しているのはちょっと不気味です。一人で作業する際は、銀でもよさそうですが、仲間と声を掛け合いながら作業する場合には白が適切でした。白だと、チェンソーのエンジン音がほどよく低減され、話し声も問題なく聞こえます。話し声はむしろ、何も装着しない場合よりも聞き取りやすい感じがしました。話し声をカットする比率よりも、エンジン音をカットする比率のほうが高いのかもしれません。
安い耳栓ではないので、作業中に落としたら困るなぁと思っていましたが、落ちそうになったり落ちそうになる不安感もなく、快適に作業できました。
専用の紐もついていて、これを付けていれば、片方が耳から落っこちても失くしてしまう心配がありません。
その後、庭でエンジン式の草刈り機(刈払機)を使うときにも白を装着してみました。刈払機でちょっと硬いものを切るとキンキンとした耳障りな音がしますが、そういう不快音が低減されつつ、安全性が犠牲になるほどは音がカットされず、快適でした。
いろんなシーンで活躍してくれそうです。
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by 硲 允(about me)