過ぎたるは及ばざるが如し。


「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉がありますが、その通りだなぁと、最近のギターの練習で思いました。

このところ、午前中はほぼギターの練習に充てていましたが、休みなしで練習し過ぎ、指が疲れているところで無理して力んで弾いていたのもよくなかったようで、右も左もあちこちの指の関節を痛めてしまいました…。

指が不自由だと服を脱ぐのも一苦労で、日常生活のどんなときに指の力を使っているかがよくわかります。かれこれ一週間以上、ギターの練習はお休み…。弾きたいのに弾けないのはフラストレーションがたまります。指を痛めるまでは昨年末から休みなしで毎日引き続けていて、毎日引き続ける記録を途切れさせたくないというヘンなこだわりもあって疲れてきても続けていたのですが、休みを入れるべきでした。無理をしても、それがたたって何日も休まなければいけなくなるなら逆効果です。まさに過ぎたるは及ばざるが如し。

どこかにガタがくるまで何かに打ち込むと、自分の限界が見えてくるのは面白いです。限界といっても、それは「今のところの限界」で、ちょっとずつその幅を広げていくことができるのも面白いところです。筋トレと同じで、いきなり自分に不釣り合いに重たい重量の負荷をかけると筋肉や骨などを痛めてしまいますが、ちょっとずつ負荷を上げていくことの積み重ねで、最初には思いもしなかったところまで届くのは達成感や喜びがあります。筋トレの場合は、自分の限界がけっこうわかりやすいかもしれませんが、ものによって見極めの難しさが違ってくるでしょう… それを慎重に見極める能力というのも、何かに取り組む上で、重要な能力だろうと思います。


【関連記事】

by 硲 允(about me)