お坊さんみたいな暮らし

「お坊さんみたいな暮らしやなぁ」と、最近相方に言われます。


朝起きて、まずは家の中全体の掃き掃除と窓拭き、動物の殺生には関わらず分づき米と野菜の朝食をいただき、(お経ではなく)ギターと歌による朝のお勤め(!?)。お酒は飲まず、ギャンブルもせず…。日中は畑や庭仕事、時々、他人の身体の回復を手伝うため、骨法の施術に出かけたり、森の手入れに行ったり、幼稚園や保育園の子どもたちに(説法ではなく)森や木の話をしに行ったり…。

そんなこと書いたら、後継者のいないお寺からスカウトされるかもよ、という話になりましたが、ぼくにはお坊さんは無理だなぁと思います。飽きっぽいので、同じお経を何度も唱えるのは無理だし、お坊さんの世界のルールの中で厳しい修行をさせられるのにも耐えられそうにありません…。食べられるものが限られているので、出先やお勤め先で出された食事を断り続けるのも気がひけます。

お坊さんにはなれそうにありませんが、自分の好き勝手に、自分が心地よく楽しく健康でいられるように過ごしていると、いつの間にか「お坊さんみたい」と言われるような暮らしになってきたのは面白いところです。

苦行は勘弁ですが、人生、日々が修行のようなものだと思っています。なんとなくで、欲望に甘んじて過ごしていると、人間は簡単に堕落してしまいますが、それなりの目標を定め、ちょっとした心がけで、ちょっとした努力を続けていけば、それなりに成長していけるのではないかと思っています。大事なのは、肩肘張りすぎず、気楽に、愉快に、面白がって、無理のない程度に時々本気で、思いやりとユーモアを忘れず…というところでしょうか…そんなことを心がけている今日この頃です。


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by 硲 允(about me)