ホンジュラス、食料不足対策で未利用地を畑に

ホンジュラスのエルナンデス大統領が、国内の空き地を農地に転換する計画、というニュースが目に留まりました。

「空き地を畑に」国家計画=コロナ禍の食料不足に備え―ホンジュラス(MSNニュース)

エルナンデス大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「世界は今年後半、食料不足に陥る可能性がある。ホンジュラスは自給自足を確立しなければならない」と話しているそうです。

全国の未利用地を調べ、地権者に穀物や野菜、果物の栽培を「命じる」というのは、強権的ですが、未利用地で食べものを育てるというのはいいアイデアだと思います。

日本も食料の多くを海外に頼っているわりに、未利用地だらけです。投機目的での大型ソーラーも増えてきて、畑や山のあちこちにパネルが敷き詰められているのを見ると、気分が下がります。今の市場や経済システムの中では、食べものを育てても大した利益にはなりにくく、人間の健康的で幸せな暮らしに寄与しないところに多くのお金が流れがちなのがそもそもおかしいのだと思いますが、そろそろ、もっと根本から、人間の暮らしや仕事についてみんなで見直す時が来ているのかもしれません。


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by 硲 允(about me)