このブログで公開している記事は、これで1000本目になる。
去年の11月から、ほとんど毎日更新してきた。一時期は1日に5本を目標にしていたが、そのうち3本に減り、今はもっと気ままになった。書きたいことが思い浮かばないときに画面を見つめてうんうん唸っていても仕方がない。ブログ主体の生活になっては本末転倒で、毎日自分が暮らしたいように暮らし、その副産物として、あるいは発信の手段としてブログを書く、というような位置づけに最近はなっている。
ぼくは怠け癖があるので、毎日更新するという日課はずっと続けようと思っている。今日も何か書くのだと思っていると、暮らしの中でのアンテナの張り方が違ってくる。見聞きしたことをそのまま書くだけではなく、自分なりの何かを付け加えたくなるので、心持ちも積極的になってくる。受け身で情報をインプットしてばかりでは、他人の意図や価値観にいつの間にかどんどん流されてしまいがちだが、小さなことでも毎日アウトプットする時間を持つことで、自分と向き合えるし、ささいなものでも自分の納得できる形でアウトプットするのは気持ちがいい。
日常の暮らしで経験したことを記事にまとめておくと、記憶に定着しやすくなるし、一度文章にしたことは、誰かに話すときも話しやすい。書いても忘れてしまって、後から「あれは何だっけ?」となったときに自分のブログ内を検索して役立つこともある。「ボケ予防」を気にするのはまだ早すぎるが、ブログを毎日書くことは「ボケ予防」にもいいかもしれない。「何回も同じことを書き出したらいよいよヤバいから教えてよ」と相方にお願いしてある。
最近は、ブログを読んでくれた方から、このことを書いてくれてありがとう、とうれしいメッセージをいただくことも時々あって、そういうのもうれしい。2年半前から住んでいる香川県は日本一小さな県で、香川のお店の情報などをいろいろ書いているブログはあまり多くないのか、初対面の方に名前を言うと「ブログ読んでます」と言われることが時々あってびっくりするけど、でもそれもうれしい。
ぼくは会話で自分から自分のことをあれこれ話すタイプではないので、ブログを毎日書くことで、自分が「何者」なのかを他人に伝えることができるのもブログのいいところだと思っている。ぼくがしていることや考えていることなどに興味のある方だけが読んでくれるので、そうでない方の時間を奪うことにならない。何を書くかはぼくの勝手だし、何を読むかはそれぞれの勝手にできる。
この1年間で、書き方のスタイルが少しずつ変化していった。ブログは自分の好きなように書けるのもいい。文章の長さは自由だし、写真や動画をどう入れてもいいし、雑記帖だから内容も自由。1年以上書き続けてみて、続けるにはなるべく自分の気ままに好きなように楽しく書くのがいいとわかった。
それから、毎日新しいことを書き続けるには、自分が変化し続ける必要がある。怠け癖のあるぼくはそこも気に入っている。