千歯扱きで稲を脱穀。これをしていると年の瀬を感じる

しばらく天日干しにしておいた稲(ハッピーヒル)をいよいよ脱穀。去年は足踏み脱穀機をお借りしたが、今年は少ししか量がないので、千歯扱き(せんばこき)で十分そうだった。

千歯扱き(せんばこき)

一昨年、ヤフーオークションで見つけて購入した。本来、土台があるが、腐食したらしくこの部分だけだった。両足で挟んで手で抑えれば、このままでも十分使える。

千歯扱き(せんばこき)でお米の脱穀

この道具がないときは、穂をボールとざるで挟んで脱穀していたが、それに比べるとかなり速い。平和な作業。

庭でブルーシートを敷いて、脱穀していると、宅配便のトラックが入ってきてちょっと気まずかった。靴下にいっぱい付いた籾を落として対応した。「何しよん?」とはきかれなかった。年配の方には懐かしい光景かもしれないが、若い方だったので、何をしているかもわからなかったのかもしれない。


脱穀した後、籾以外を取り除く作業がある。これがけっこう大変で、根気のいる作業。ふるいを使えば早いのかもしれないが、ちょうどいい網目のふるいがなかった。昔はどうやっていたのか、 見てみたいものだと思った。

大まかに取り除いたところで、この日の作業は終了。使わなくなった唐箕(とうみ)をいただけるかもしれないので、あとはそれで選別するつもり。

お米を脱穀していると、今年ももうすぐ終わりだなぁという気がしてくる。お米の成長の様子に一年の流れを感じるようになった。機械を使わないお米づくりは、作業に時間がかかるし特に田植えの時期は体力的にもきつく、「来年はどうしよう・・・」と思うこともあるが、翌年の春になると前年の苦労も薄れ、お米の種まきをしないと一年が始まらないような気がしてくる。


脱穀した後の藁。これを使って納豆をつくってみようと思い付き、藁は段ボールに入れて倉庫に保管してある。ネットでちょっと調べてみたら、藁についた納豆菌で納豆をつくるのは案外簡単そう。近々試してみる予定。


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