香川で美味しい味噌煮込みうどんが食べられるお店があると、前に教えてもらったことがあった。お店の名前は「六平うどん(六平麺業)」。
先日、高松の長池中央公園で取材を終えた後に連れていってもらったお店がたまたまここだった。うわさ通りの美味しさで、後日、相方と一緒に再び訪れた。
ことでん(高松琴平電気鉄道)で一番近い駅は太田駅で、そこから歩くことも可能だが、栗林公園駅でレンタサイクルを借りて自転車で行った(栗林公園駅からお店まではだいたい30~40分)。
「さぬきうどん」といっても、オーストラリアなど海外産の小麦を使っているお店が大半だが、「六平うどん」では香川で育った「さぬきの夢」という小麦を使っている。
店内は、テーブル席のほかに、座敷の席もあり、座敷の隅の席がお気に入り。お客さんがよく入っているが、混みすぎているわけでもなく、ゆっくり落ち着いて食事ができる雰囲気。
名物の味噌煮込みうどんの他、一番シンプルなかけうどん、ぶっかけ、カレーうどん、天ぷらうどん、なめこおろしうどんなど、メニューが豊富。冷ソーメンもあるらしい。
みそ煮込みうどんも種類豊富で、欲張り煮込み(卵、えびの天ぷら、牛肉、もち入り)や、ポテトチーズ煮込み、にんにく煮込み、冬季限定の牡蠣入り煮込みなど、お好みの具を選べます。定食はごはんと漬け物付きで+160円。うどん大盛りは+200円。麺を食べ終えたあと、スープにごはんを入れておじやのようにして食べる人もいるらしい(美味しそう…)。
ぼくは2回とも、シンプルなみそ煮込み(卵入り)。
麺はこんな感じ。
香川に移住してからあちこちでうどんを食べましたが、ここでしか食べたことのない食感。
「当店のみそ煮込みうどんは特製の麺を使用しておりますので、少々硬めです。やわらかめの麺をご希望の方は、最初にお申しつけ下さい」とのことで、柔らかめをお願いすることも可能。熱々のスープなので、通常の硬めの麺だとのびるのを気にせずにゆっくり食べられる。2回とも硬めの麺にしたが、次回は柔らかめを食べてみたい。
お味噌は名古屋の八丁味噌。店主の平石さんは長年名古屋でさぬきうどんのお店を営まれていたことがあるらしく、名古屋と香川の本場の味が融合。ちなみに、八丁味噌というのは、米麹や麦麹を使わず、豆麹でつくるらしい。
おでんも大満足。砂糖の甘みではなく、出汁の旨味が効いている。
自転車で30分以上かけて、このためだけに来ても来た甲斐のあるお店。
●お店の情報
六平うどん(六平麺業)
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
電話番号: 087-868-1326
住所: 香川県高松市多肥下町773-3