大根の葉が放射状に広がる様は何とも美しい。
根っこが太った大根を抜いてみた。しっかり根をはっていて、簡単には抜けなかった。あまり深くまでは入っておらず、途中で二股に分かれていた。二股に分かれた辺りに「肥毒層」があるのかもしれない。「肥毒層」とは、過去に使用してきた農薬や化学肥料がたまった層のことで、他の部分に比べて冷たく固くなっている。畑の土を掘ってみると、そういう場所に突き当たり、その部分の土は悪臭がする。
農薬や化学肥料を使用しない農法に切り替えたあとも、「肥毒層」がなくなるにはけっこう時間がかかるらしい。早くなくすには、小麦、大麦、トウモロコシなどを育てると、根っこを地中深くまで伸ばし、肥毒を吸い上げてくれるといわれている。先月、畑で空いているところに麦(さぬきの夢2009)の種を蒔いた。
毎年少しずつ、畑の土が変化してきている。最初の年には育たなかった種類の作物が育つようになり、同じ種類の作物でも年を経るごとに元気に育つようになってきた。これからの変化が楽しみ。
スーパーで売っている大根には葉が付いていないことが多いので、大根の葉っぱが食べられることを知ったのは大人になってからだった。
大根の葉っぱは、刻んで塩と醤油で炒めてふりかけのようにしてご飯と食べることが多い。
大きな大根だと、一本から大量の葉が育つので、これだけでお腹いっぱいになるくらいのふりかけができる。
刻んだ大根の葉を塩もみして小麦粉を混ぜ、水を加えてお好み焼きのようにしてフライパンで焼いても美味しい。ふりかけだとちょっと固い葉でも、こうすると柔らかくなって食べやすい。
自家製梅干しをつくったときにできた梅酢を使った酢醤油で食べた。
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