温州みかんがこんなに美味しいとは。「宗さんのあま~い無農薬みかん」のこと

ぼくは和歌山で生まれ育った。和歌山というと、「みかんや梅干し(南高梅)が有名だね」とよく言われる。みかんは、子どもの頃からはっさくは好きだったが、温州みかんは「あまちちこくて」(甘ったるいという意味)あまり好きではなかった。「紀州みかん」というのもあるそうだが、どっちをよく食べていたのかはわからない。

ところが、化学肥料や農薬なしで育った野菜や果物を食べ始めてから、温州みかんの美味しさを知った。

宗さんのあま~い無農薬みかん

こちらは、コープ自然派から届けてもらった熊本産の「宗さんのあま~い無農薬みかん」。自然栽培とのことで、どうやら肥料を全く与えていないようだ。


剥いてみると、外皮がゴツくて、薄皮にぴったりと貼りついている。よくあるみかんは、外皮がぶよぶよしていて、ぽろっと剥けるが、それとはずいぶん違う。

宗さんのあま~い無農薬みかんを剥く

なんとも美しい。薄皮は繊細な感じで、丸ごと食べられる。「甘~い」という名の通り、本当に甘い。でも、「あまちちこく」なくて、すっきりした自然な甘さ。美味しすぎて、毎週のように頼んでいる。


オレンジ一色でつやつやしたみかんを見慣れているとびっくりする外見かもしれないが、このワイルドな感じがまたいい。

香川出身の方が、「みかんは買うものではなく腐らさんようにするもの」(いろんな人からたくさんもらうから)と言っていたが、このみかんは届くとあっという間に食べてしまう。