初めての「ごぼう抜き」。語源は二通りあるそうですが、実感としては…


畑のゴボウが育ちました。

これまで、ゴボウを抜いたことがなく、抜くタイミングを逃して花を咲かせて種をつけて…また新しいゴボウが生えて…という感じで観賞用でしたが、初めてゴボウを抜いてみました。


根本はこんな様子。スコップで横から掘っていきました。


ゴボウや! 根っこを見ると、やっぱりゴボウだったんやなぁ、という気がします。掘るのがヘタで、一部割いてしまいました…。


太くて短いのもあります。まだ小さなゴボウも一緒に生えていました。


かなり土がかたいせいか、途中で二股になっています。売ってるようなまっすぐなゴボウを育てるには工夫が要りそうですが、うちで食べる分には問題なし!


「ごぼう抜き」という言葉がありますが、たしかにこれは大変な作業です。「語源由来辞典」によると、「ごぼう抜き」の語源には二通りの説があるそうです↓
1. ゴボウは他の野菜に比べ細くまっすぐ伸びているため、長い割りに容易に抜くことができるから。
2. ゴボウは抜きにくく大変な作業であることから、抜きにくいものを一気に抜く意味。
実際に抜いてみると、2やろ~、と思えます。砂質土壌や火山灰地では簡単に抜くことができる一方で、一般的な栽培地や品種ではゴボウは抜きにくいものなので、2の説が有力と考えられる、と書かれています。

こういう言葉は、暮らしの実感と密接につながっているので、火山灰地に住む人たちに2の意味で使っても「は?」という感じかもしれませんが。


こちらはほぼ野生化して毎年種を落として自然に生えてきたもの。


もうすぐ紫色の花を咲かせます。


抜いたゴボウは、梅味噌で煮ていただきました。フレッシュな風味で、初めての自家製ゴボウは特別な感慨がありました。


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by 硲 允(about me)