枇杷の種から杏仁豆腐をつくる。


枇杷の種は今まで活用していませんでしたが、蒸留酒やハチミツに漬けておくとアマレットや杏仁の香りになるというのを、『草木と手仕事』(石田紀佳 著)という本で知りました。

玄米焼酎に漬けておくと、本当に杏仁豆腐の香りになりました!


『かんたんデザート』(白崎裕子 著)という本で紹介されている杏仁豆腐のレシピを参考にして、牛乳ではなく豆乳でつくりました。枇杷の種と、家にある材料で杏仁豆腐がつくれるとはびっくり。市販の甘すぎる杏仁豆腐しか食べたことがありませんでしが、ハチミツで好みの甘さに。フレーク寒天で固めました。夏ですが、冷蔵庫無しでもちゃんと固まってくれました。クコの実を添えて完成。

ちなみに、枇杷の種に含まれるアミグダリンやプルナシンという青酸を含む物質(総称してシアン化合物)は、大量に食べると健康を害する場合があるらしく、農林水産省が注意喚起を行っており、クックパッドから枇杷の種を使ったレシピが削除されたこともあるそうです。

枇杷の種はがん治療に効く、という話もあるそうですが、何事も過ぎたるは及ばざるが如し…ということでしょうか。

たしかに、枇杷の種の粉末をあまりに大量に摂取するのはどうかという気がしますが、クックパッドから、枇杷の種からつくる杏仁豆腐まで削除されたそうです。枇杷の種を使った杏仁豆腐は美味しすぎて2日連続でつくって毎食のように杏仁豆腐を食べ続けましたが、体調は良好でした。(とはいえ、食べ過ぎは危険かもしれないので、自己責任でお願いします)

アマレットはあんずの核からつくられるそうですが、枇杷からつくるので、上の本では「ビワレット」と名付けていました。これから、枇杷を食べるたびにつくることになりそうです。そのまま生ゴミコンポスト行きにするのはもったいない美味しさ!


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by 硲 允(about me)