「下請け」より「外請け」のほうがよくない?自分にしっくりくる言葉を使う

「○○の仕事、外請けでしてるんちゃうん?」

相方と話しているときのこと。ぼくがそう言って、そのまま話は続いたのですが、しばらくして、相方が「【外請け】っていう言葉いいなぁ」と言いました。

そんな言葉があるのかときかれましたが、「ないと思うで」。ぼくがなんとなく勝手につくって発した言葉でした。

世間では普通、「下請け」といいます。仕事を発注する方が「上」、仕事を受注する方が「下」という考えです。でも、手伝ってくれる人がいなければその仕事は成り立たないわけだし、仕事を与えてお金を与える立場のほうが「上」という考え方は好きではありません。だから、「下請け」という言葉も嫌い。というわけで、「外請け」という言葉が自動的に口から出てきたわけですが、相方に言われて改めて考えてみると、「下請け」より「外請け」のほうがいいなぁ、と思いました。「外注」とは言いますが、さすがに「下注」とはいいません。

「下請け」は、「請ける」ほうが謙遜を込めて使い始めた言葉なのかもしれませんが、もっと堂々と対等な立場でいかないと、相手はいい気になっていいように使われるかもしれません。

ちなみに、「外請け」という言葉は既にあるのだろうかと一応ネット検索してみたところ、「下請け」のほうが圧倒的に使用頻度が高いけれど、「外請け」という言葉が使われることもあるようです。

自分の価値観や考え方に合わない言葉は使わないようにして、新しい言葉をそれぞれ、どんどん勝手に使っていけばいいのだと思います。


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by 硲 允(about me)