弓削瓢柑(ゆげひょうかん)と出会う。瀬戸内に残された瓢箪型の柑橘


香川県三豊市の「さぬき こだわり市」で、こんな珍しい柑橘を見つけて、買ってきました。名前は、弓削瓢柑(ゆげひょうかん)というそうです。その名の通り、ちょっと瓢箪寄りの形です。

外皮を剥いてみると…


房が細長い! いろんな柑橘を食べてきましたが、初めて見る感じです。


長細いので、崩さずに薄皮を剥くのが難しいです。

酸味と甘味のバランスがちょうどよくて、爽やかな風味です。

昔からある品種なんだろうか? と、珍しい品種を知ったらいつも気になります。

愛媛県の無茶々園さんのウェブサイトで、こう紹介されていました

柑橘類の中でも文旦(ザボン)系の一種で、実はかなり昔から存在していた品種です。台湾から渡ってきたと言われ、明浜・田之浜地区の農家によるとかなり昔に似たような品種を作っていたことがあり、当時は唐柑(とうかん)と呼んでいたそうです。

瀬戸内海の弓削島に細々と残っていたことから、名前に「弓削」とついているそうです。



調べていると、ますます愛着がわいてきます。

種は1つに数個しか入っていませんが、ポットの土に埋めておいてみようと思います。


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by 硲 允(about me)