コープ自然派のカタログをチェックしている相方が、ぼくの好きそうなみかんが載っていると教えてくれました。
「なるとオレンジ(鳴門オレンジ)」という、品種改良を加えていない原種のみかん。柑橘類の原生種というのは珍しいそうです。
淡路島の五色鮎原で、無農薬で育てられた「鳴門オレンジ」。昔は「鳴門みかん」と呼ばれ、「阿波みかん」と呼ばれることもあるそうです。
Wikipediaによると、「約300年前に徳島藩の家臣が唐柑のタネを庭にまいて偶然得たダイダイの変種」とのこと。
貴重な原種のみかん…どんな味だろうと、楽しみにいただきました。
結構すっぱいです。甘みもありますが、酸っぱさが際だっています。
食べ方はというと、ひと房ずつ、手で剥いて食べました。包丁で全体を真っ二つに切ったりすると、おそらく果汁が流れ出てだいぶムダになってしまうでしょう。グレープフルーツよりもさらに水分が多い感じで、食べ終わったあとは手がベトベトになって水で洗いにいく必要があります。面倒くさがり屋の人には向かないみかんかもしれません。
ぼくは品種改良された甘ったるいみかんが嫌いで、その点、なるとオレンジにはヘンな甘みがなく、身体にすっと入ってくる感じがします。
人間の都合でつくったみかんというのは、種があまりできないようにしているものですが、なるとオレンジは原種なだけあって、一房にいくつも種が入っています(面倒くさがり屋の人にはやはり向かないみかんです)。
鳴門オレンジは淡路島でしか栽培されておらず、栽培数は減ってきているようです。自分でも育ててみたくなって、種を乾かして保管してあります(他の場所で育ててはいけないというわけではないと思いますが、どうして淡路島以外に広がっていないのかは不明)。
鳴門オレンジに砂糖をまぶした「なると漬け」というお菓子があるそうです。たしかに、甘味が少ないので、甘いみかんが好きな人はもっと甘くしたいかも。
農薬の使用など、栽培方法はわかりませんが、鳴門オレンジはアマゾンでも買えます。
なるとオレンジ(鳴門オレンジ) 8kg 淡路島だけで栽培されている希少なオレンジ
ちなみに、ぼくが今まで食べたなかで一番美味しかったみかんは、屋島(香川県)の森で育ったはっさくです。かつては森の所有者が苗木を植えたそうですが、その後、笹で覆われて弱ってしまい、笹を刈って森を手入れしたところ復活したそうで、毎年立派な実を成らしています。肥料も農薬も使わず、人間が手を入れるのは木の周りの笹や草を刈るだけですが、酸味と甘みが絶妙なはっさくが実ります。自然の絶妙なバランスを感じさせられます。
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by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)
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淡路島の五色鮎原で、無農薬で育てられた「鳴門オレンジ」。昔は「鳴門みかん」と呼ばれ、「阿波みかん」と呼ばれることもあるそうです。
Wikipediaによると、「約300年前に徳島藩の家臣が唐柑のタネを庭にまいて偶然得たダイダイの変種」とのこと。
貴重な原種のみかん…どんな味だろうと、楽しみにいただきました。
結構すっぱいです。甘みもありますが、酸っぱさが際だっています。
食べ方はというと、ひと房ずつ、手で剥いて食べました。包丁で全体を真っ二つに切ったりすると、おそらく果汁が流れ出てだいぶムダになってしまうでしょう。グレープフルーツよりもさらに水分が多い感じで、食べ終わったあとは手がベトベトになって水で洗いにいく必要があります。面倒くさがり屋の人には向かないみかんかもしれません。
ぼくは品種改良された甘ったるいみかんが嫌いで、その点、なるとオレンジにはヘンな甘みがなく、身体にすっと入ってくる感じがします。
人間の都合でつくったみかんというのは、種があまりできないようにしているものですが、なるとオレンジは原種なだけあって、一房にいくつも種が入っています(面倒くさがり屋の人にはやはり向かないみかんです)。
鳴門オレンジは淡路島でしか栽培されておらず、栽培数は減ってきているようです。自分でも育ててみたくなって、種を乾かして保管してあります(他の場所で育ててはいけないというわけではないと思いますが、どうして淡路島以外に広がっていないのかは不明)。
鳴門オレンジに砂糖をまぶした「なると漬け」というお菓子があるそうです。たしかに、甘味が少ないので、甘いみかんが好きな人はもっと甘くしたいかも。
農薬の使用など、栽培方法はわかりませんが、鳴門オレンジはアマゾンでも買えます。
なるとオレンジ(鳴門オレンジ) 8kg 淡路島だけで栽培されている希少なオレンジ
ちなみに、ぼくが今まで食べたなかで一番美味しかったみかんは、屋島(香川県)の森で育ったはっさくです。かつては森の所有者が苗木を植えたそうですが、その後、笹で覆われて弱ってしまい、笹を刈って森を手入れしたところ復活したそうで、毎年立派な実を成らしています。肥料も農薬も使わず、人間が手を入れるのは木の周りの笹や草を刈るだけですが、酸味と甘みが絶妙なはっさくが実ります。自然の絶妙なバランスを感じさせられます。
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