香川県丸亀市に、本格的なナポリピザが食べられるお店があります。お店の名前は、「PIZZERIA AL CENTRO(ピッツェリア アル チェントロ)」。
去年初めて行って、「近場でこんなにおいしいピザが食べられるお店があったとは」と驚き、その後もちょくちょく訪れています。
店先に積まれた薪。薪釜で焼いています。
お昼どきで、お客さんがいっぱいで店内の写真は撮れませんでしたが、アットホームで落ち着く雰囲気です。
野菜が好きなので、いつも頼むのが「オルトラーナ」(いろいろ野菜、モッツァレラ、バジルがのっています)。
それから、「牧場のマルゲリータ」。香川県の塩江ふじかわ牧場のモッツァレラを使用しています。
ピザ1枚で、小麦粉はうどんの「小」と同じくらいの量だと書かれていました。さすが「うどん県」!
ここのカフェラテも美味しいです。
店主の小田有花さんは、2005年9月にイタリアのナポリで開かれた「ナポリピッツァ職人世界選手権」の主要部門で、200人以上の職人の中から3位に選ばれたそうです。
YOMIURI ONLINEの記事に、ピザづくりの道を歩まれるまでの経緯が書かれていました。
高校の食物科を卒業後、やりたいことが思い浮かばず、飲食店やカフェを点々とした。世界一周のクルーズ船で働いていた23歳の頃、寄港したナポリでピザにであったのが転機だ。
具だくさんのアメリカンタイプしか知らず、「具を食べる料理」と思っていた。しかし、ナポリピザは「生地を味わう食べ物」と感じる。外はさくっと、中身がもっちり、トマトとチーズの味もしっかりと伝わる。「こんなにおいしいものだったのか」と、とりこになった。
世界選手権から帰国した後は忙しく、1日に150枚も焼くこともあるそうです。窯を備えた車でイベントに参加したり、中学生の職場体験を受け入れたり、「本物のナポリピザを多くの人に知ってほしい」という想いで仕事をされているようです。
「PIZZERIA AL CENTRO(ピッツェリア アル チェントロ)」の料理には、そういう熱い気持ちがこもっているからか、お店にいくとなんだか元気になれます。
【移転情報】
その後、お店が移転されました。
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください。