目が疲れにくい反射型液晶のパソコンを求めて。アメリカにありました!



目が疲れないパソコンを探していたら、液晶には「透過型液晶」、「反射型液晶」、「半透過型液晶」があることを知りました。

透過型液晶というのは、画面の背面の光源(バックライト)から光を透過して表示するディスプレイのことで、ほとんどのパソコン用モニターや液晶テレビに使われています。

反射型液晶は、外光(太陽の光など)を光源として、その反射によって表示するディスプレイです。電子書籍リーダーや電卓などに使われています。

半透過型液晶は、透過型と反射型を融合した方式で、暗いところではバックライトを照らし、明るいところでは外光を利用します。ケータイで使われていることが多いようです。珍しいところでは、東芝のノートパソコン「dynabook SS RX1」(古いモデルですが)でも使われています。

数年前まで、電子辞書は反射型液晶のものがほとんどでしたが、最近、店に並んでいる電子辞書はカラーの透過型液晶の製品が多く、やはり目が疲れるので、その横には電子辞書用のブルーライトカットシートが並んでいました。イラストや写真付きの百科事典などはカラーのほうが便利なのかもしれませんが、辞書は文字を読むことがほとんどなので、白黒でいいので目が疲れないモデルも作り続けてほしいものです。

目の疲れを気にせずに文書を入力したいと思い、先日、pomera(ポメラ)を購入しました。これを使って毎日ブログの下書きを書いて1週間と少しになりますが、パソコンで書くのと目の疲れが全然違います。

かつては反射型液晶を採用したノートパソコン(NECのLX60T51EC(LavieMX)、VersaPro VA50H/TR、SONYのVAIO PCG-C2GPSなど)もあったようですが、最近のモデルには残念ながら採用されなくなりました。

どこかにないものかと、執念深く探したら、ありました! アメリカのSOL Computerというメーカーの「SOL Rugged Netbook」という小型ノートパソコンは、野外で使用する前提でつくられており、太陽光の下で画面が見やすいように反射型液晶を採用しています。

SOL Computerウェブサイトより

「Pixel Qi(ピクセルチー)」というディスプレーを採用していて、暗いところではバックライトも付くようになっていますが(そのときはカラー)、バックライトをゼロにして反射型液晶にもなるようです(そのときは白黒になります)。持ち運びを前提にしたモデルなので、ディスプレイは10インチと小さめです。

ちなみに、アウトドア用なので、20インチ(約50センチ)の高さから落としても耐え、キーボードは防水使用。

そのうち購入しようかと検討中です。

ちなみに、ジャパンディスプレイという日本のメーカーが、2020年までに反射型液晶の事業で1000億円以上の売上を目指すと2015年に発表していて、精読が必要な業務用の反射型PCモニター(カラー表示可能)の開発を視野に入れているそうで、こちらも楽しみです。

ジャパンディスプレイ ウェブサイトより


精読が必要な仕事を、透過型液晶で行うのは結構つらいものです。今後、カラーの反射型液晶が市場に出回ることを期待しています。


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