麦のサプライズ事件。「蒔かぬ種は生えぬ」と言うけれど…

うちの田んぼでは今、真ん中の苗代で稲(主にハッピーヒルという品種)の苗が3~10センチくらいの大きさに育っていて、そこ以外は草が生え放題。

先日、ふと気になって草の生えた一角を見ると、そこには麦が一面に育っていてびっくりしました。



何でこんなところに麦が生えたんだろうと、一緒にいた相方と首をかしげました。田んぼを9つの畝に分けているのですが、なぜかそのうちのひと畝だけに生えていました。

その後、ここに麦が生えた理由について、あれこれ話し合いました。思いついた仮説は…


  • 昨年、うちの田んぼに直播きした種籾をたくさん食べたスズメが反省して、恩返しに麦の種を蒔いてくれた
  • 近所で麦を育てている方(ぼくらは「麦のおいやん」と呼んでいる)が、ぼくらをびっくりさせようとして種を蒔いた
  • 近所で育った麦の種が風に乗って飛んできた


「蒔かぬ種は生えぬって言うけど、蒔かぬ種が生えたね」と相方。

「それが自然のすごいとこやなぁ」とぼく。

畑にも香川のブランド品種「さぬきの夢2009」という小麦の種を蒔きましたが、草の間で小さく育っていて、田んぼで育った麦のほうが何倍も大きく、自然の力にはかなわないなぁと話しました。自然からの思わぬサプライズに、ずいぶん盛り上がりました。



翌日、自転車で丸亀市の「KITOKURAS(山一木材)」へ行く途中、あちこちに黄金色の麦畑が広がっていました。



この辺りで育っている麦は、どれも「さぬきの夢2009」だと思います。それを見ながら、「うちの田んぼに生えた麦もさぬきの夢かなぁ」などとぼんやり考えていると、あるイメージが浮かんできました。

それは、田んぼで麦の種を蒔いていたときの風景です。そうだった! 畑に麦の種を蒔ききれず、田んぼの一部にも蒔いてみたのでした。

自転車を止め、後ろから追いついた相方にすぐ報告すると、「なーんだ」。

「麦も笑ってたやろねぇ」と相方。

「そこの麦畑見てたら思い出したんよ!」

「麦同士で交信したんかもね」

「ほんまや、こいつ、早く教えとかな、またアホなことブログに書くぞって」

結局、ブログに書いてしまっていますが…。自分が種を蒔いたのかもって、何で思わなかったんだろう。われながらまぬけな話です。

「蒔かぬ種は生えぬ」、は本当でした。<終>


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