草木灰をつくる。お巡りさんが来たり、コーヒーを煎ったり。


庭の草をこの間刈ったばかりと思っていたら、あっという間に伸びていてうっそうとしていたので、すっきりと刈りました。たくさんの草があるので、燃やして畑にまく草木灰(そうもくばい)にすることにしました。

枯れ葉に火を付け、最初は枯れ葉や小枝を燃やし、だんだん大きな枝や幹にも火を移していきます。かなり火力が高まったら、生の草を投入。


火が十分に強ければ、草で覆ってしまっても、白い煙が昇ってきて、ちゃんと燃えます。

ただ、生の草ばかり入れているとそのうち炎が消えてしまうので、頃合いを見計らって、乾いた木の枝などよく燃えるものを足しながら草を燃やしていきます。

生の草を燃やすと、煙が大量に出ます。うちの周りは畑なので迷惑になりませんが、場所によっては近隣から苦情が出るので注意が必要です。

盛んに火を焚いているところに、お巡りさんがやって来ました。

「今日は風が強いから、気つけてよ。湿っている草やから大丈夫やと思うけど。下草燃やしてて火事になること多いからなぁ」

さすがに止めろとは言われませんでしたが、心配そうでした。たしかにこの日はかなりの強風で、火種が風に飛ばされないように慎重に作業をしていました。

「何かかわったことはないですか?」ときかれたので、近所でゴミのポイ捨てが多いことを話しました。うちの庭にも通りからゴミが投げ入れられていることがあります(この間は、賞味期限切れの蒸しケーキ2つ)。

お巡りさんは近所の派出所から来たそうです。「おつかれさまです」と言われ、こちらも「おつかれさまです」と返すと、「火だけ気をつけてくださいね」と言い残して去っていきました。

その後もしばらく草を燃やしつづけ、明るいうちに終わりにしました。


せっかくできた炭がもったいないので、手あぶり火鉢に入れて、コーヒーを焙煎することに。



火力がちょっと弱かったので、結局、草を燃やした場所で煎ることに。


炭火で煎ると、香ばしさが違います。


まだまだ炭が残っていたので、火消し壷に入れておいて、冬に火鉢で使います。



こうやってフタをしておくと火が消えて、炭を保存できます。



BUNDOK(バンドック) 火消し チャコール缶 BD-440


ついでに、お鍋も火にかけて、外で夕食にしました。



ちなみに、草木灰は、カリウムと石灰分が含まれるらしく、田畑の肥料になります。強アルカリ性なので、酸性に傾きすぎた土壌のpH(酸性度)を中和するのにも使えます。

翌日の夕方、灰を一輪車に入れて畑に持っていってまいていたら、まだ熱い炭が残っていて、火傷しそうになりました。畑が火事になったら大変なので中断。畑にまくには、燃やした翌々日くらいまで待つのがよさそうです。