畑仕事が慌ただしいこの時期、雨の日があるとちょっとほっとします。
午前中は雨が降り始めるまで讃岐早生白瓜(香川の在来種)の種まきをし、葉ものとヨモギを収穫。
午後は、久しぶりに製本をしました。
前回つくったのは、昨年9月に出展した「第三回文学フリマ大阪」の前でした。このときは実は1冊も売れなかったのですが、その後、高松の本屋「BOOK MARÜTE」に置いていただけることになったり、友人がいろんなところで販売してくれたり、家に遊びに来てくれた方が買ってくれたり、いつの間にか在庫が少なくなっていたので、またつくり始めました。
今日は、「好きなことを仕事にする」(珍妙見聞録 第1巻)を10冊、途中までつくりました。
製本の方法は、こちらの本で教わりました。
はじめての手製本 製本屋さんが教える本のつくりかた(美篶堂)
いろんなタイプの本のつくり方が載っていて、本を自分でつくってみたい方にはおすすめです。相方と一緒につくっているatelier makotomoの本は、今のところ全て和綴じです。洋装も試してみたのですが、和綴じのほうが合理的に思えたのと、本の内容を考えても和綴じが合うなぁと思ったからです。
最初の頃は、しばらく間が空くと作り方を忘れて、毎回本を見ながらでしたが、最近ではようやく身体が覚えて、本を見なくても作れるようになりました。慣れないうちは、売り物になるくらいきっちりと仕上がるのは5冊に1冊くらいでしたが、だんだんコツがつかめてきて、うっかりミスしない限り(見開きの表紙が抜けたり…)、失敗することがなくなりました。最初は上手くいかなくても、何冊もつくっていたらさすがに上達するものです。
同じ本ばかりつくっていると、新しい本が書きたくなってくる、という効果もあります。まだ本にしていない作品がいくつかあるので、近々発売予定です。