コープ自然派から熊本の青梅を届けてもらいました。梅と一緒に入った紙に、こんなメッセージが…
カタログに記載の通り、農薬・殺菌剤等を抑えている為、斑点が見受けられます。しかしながら、予想以上に病状が進行している為、皆様には大変ご迷惑おかけしますが、1割引きでお届けさせていただきます。
たしかに斑点や色の変色しているところが多めですが、「病状」というほど、「病気」には見えないのに。少しくらい斑点や変色が生じるのがこの梅の自然の姿だと思いますが、それを好ましく思わない購入者もいるのでしょう。
相方が梅を洗ってきてくれて、ここから共同作業。
ぼくは梅のヘタ(相方は「ヘソ」と呼びます)を竹串で取り除いていきます。
たこ焼きをひっくり返すような周りから感じでぐりっとすると、ぽろっと取れます。
きれいに取れました。これを取り除いておかないと、漬けている間に取れてきて、梅酒に混ざってしまいます。
ヘタを取り除いた梅を、相方が手ぬぐいで拭いていってくれました。これは藍と玉ねぎの皮(だったかな?)で染色され手ぬぐいで、食べものを扱うときには生成(きなり)や草木染め(植物染め)の布があると安心です。
果実酒のビンに付いてきた説明書によると、1キロの青梅に対し、350グラムのハチミツを入れるとのこと。
氷砂糖だと550グラムだと書かれていますが、うちでは使いません。白砂糖は、精製される過程でミネラルやビタミンが失われ、硫酸などの化学物質が加えられることもあるそうです。人工的に思いっきり精製されて酸性食品になっていて、食べると体内のカルシウムが奪われるともいわれています。体を冷やしたり、怒りっぽくなったりするともいわれていて、たしかに食べるとそうなります。
このレシピには、ホワイトリカー(35度)と書かれていますが、ぼくはホワイトリカーや醸造アルコール(一緒?)を飲むと頭が痛くなるので、うちでは代わりに35度の玄米焼酎を使います。
ちなみに、日本酒でも純米以外のものは「醸造アルコール」が入っていますが、こうした「アル添酒」は戦争中の米不足のときに非常手段として始まったものらしい。「発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方(寺田 啓佐 著)」という本には、「日本酒は二日酔いしやすいといわれたのは、事実ではなく、添加物による悪酔いだったのである」と書かれています。たしかに、添加物を入れずに自然の材料と微生物の力でつくった日本酒はいくら飲んでも頭が痛くならず、悪酔いしません。
梅1キロにつき、一升ビンの中身全部(1,800ml)をドバドバと入れます。
よく振って(漏れるのでかき混ぜたほうがいいかも)、ハチミツと焼酎を混ぜ合わせて完成!
3カ月後にはできているそうですが、夏はお酒を飲むとあせもが出やすく、冬から飲み始める予定。どんな味に仕上がるか楽しみです。
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