お風呂は週に1、2回で十分? 温泉通いの暮らし。



香川に移住するまで、お風呂は基本的に毎日入り、毎回髪を洗うのが当たり前でしたが、今お借りしている古民家のお風呂が壊れているので、毎日お風呂に入るのが難しくなりました。

電車で高松の仏生山温泉に通っていて、毎日行くには時間もお金もかかりすぎるので、暖かい季節は3〜4日に1回、寒い季節は4〜5日に1回くらいのペースで通っています。

最初の頃は、毎日入らなくて身体が汚くならないか心配でしたが、慣れてくるとこれで十分だということがわかりました。

初めのうちは、頭が毎日洗ってもらうことに慣れていたようで、すぐに気持ちわるくなってきましたが、不思議なことに、だんだん、頭を洗いたくなるまでの時間が長くなってきました。毎日というのは洗いすぎで、頭皮が急いで油分を補給しようとしていたのかもしれません。

魚をたくさん食べると頭が気持ちわるくなるのが早まるようですが、玄米菜食の食生活では、余計な油も出にくいようです。

農家に教わる暮らし術―買わない 捨てない 自分でつくる(農山漁村文化協会)」という本で、五右衛門風呂やドラム缶風呂の作り方が紹介されていて、「昔は週に一度か二度くらい、田畑の仕事で体についた汗や土を流すために風呂に入りました」と書かれています。




ぼくと同じくらいのペースです。田畑仕事で汗をかいて土にまみれても、それくらいのペースでいけるものです。

汗をかいたら、すぐにお風呂に入りたくなりそうなものですが、汗と一緒に老廃物も流れ出るのでしょうか、案外、すっきりしているものです。

外で草を燃やしたり、薪で火を焚いたりすると、これまたすっきりします。灰には殺菌作用があるともいいます。

間を空けてお風呂に入ると、汚れを落としたときの気持ちよさも格別です(なんていうと、汚そうでしょうか!?)。しかも、毎回掛け流しの温泉なので、なかなか贅沢な暮らしかもしれません。

上の本には、こうも書かれています。

昔は湯船の中で体を洗ったので、水がだんだん汚れてきた。最後にお風呂に入るお嫁さんは、かわいそうなものだった。

気の毒な話ですね。かわいそうなら、誰が先に入るかは代わりばんこにしたらいいのに、と思います。

でも、水道水に塩素が使われる時代では、一番風呂は身体にわるいといいます。最初に入る人の身体にたくさんの塩素がつくからです。塩素が入っているかをテストする試薬を使った実験をしたことがありますが、洗面器に入った塩素入りの水に手を入れてかき混ぜるだけで塩素が手に移行し、試薬を入れても反応しませんでした。

ビタミンCを入れると塩素が消えるので、柑橘類の皮(乾燥させたもの)などを入れると一番風呂でも安心です。

シャワーではそうはいかないので、東京のアパートで暮らしていた頃は、ビタミンC入りのシャワーヘッドを使っていました。


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(詰め替えようの粉もあります)

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あせもで悩んでいたときに、美容師さんに教えてもらって知り、あせもがあまり酷くならずに済みました。肌の弱い方には特におすすめです。

ちなみに仏生山温泉は、シャワーに井戸水を使っているので、シャワーの水に塩素の心配がないのも助かっています。