疲れたときはインプットを控えよう。流されるより、ぼんやりして回復を待つ。

by GSD Puppy / tj-wood


自分で何かをつくり出すアウトプットより、誰かがつくってくれたものを享受するインプットのほうがラクなので、疲れていると、本を読んだり音楽を聴いたり、インプットに走りがちです。

それはそれで、そういうときにまとめてインプットしておくのもありかもしれませんが、気を付けたいのは、弱っているときは「流されやすい」ということです。

心身が疲れているときに誰かと会うと、相手のペースに流されて妙に疲れてしまった、ということはないでしょうか。一人でいて何らかの形で情報をインプットする際にも、同じようなことが起こるように思います。

音楽を聴くときは、自分の心のガードを取っ払って、そのアーティストの世界に浸りきるという楽しみ方もありますが、あまり連続的に没入しすぎると、自分の創造性が衰えてくる危険性があります。本にしても、批判的に読まないと、誤った情報を信じてしまったり、作者の価値観に染まってしまうおそれがあります。

弱っているときに、SNSのタイムラインをだらだらと見るのはもっとも危険かもしれません。いろんな人の意図や意志が渦巻いているなかに無防備で飛び込んでいけば、濁流に流されて我を失ってしまう危険性があります。

疲れたときは、世間の喧噪からちょっと離れて、ぼんやりいているのもいいかもしれません。

空気の澄んだところへ出かけていって、風の音や、鳥や虫たちの声を聞きながら、ぼんやり空や木々を眺めているうちに、また何かしようというやる気が出てくるかもしれません。


【関連記事】