梅雨の雨で、畑の野菜も草もワサワサ育ってきました。
こちら、自家採種した種から育てたキュウリ…
だと思っていたのですが、こんな実が成りました。
さぬき白瓜?
讃岐早生白瓜という香川の在来種も購入した種からいくつか育てていたのですが、なぜか、キュウリだと思っていたものまで、こんな実だらけに…。
まぁいいや、豊作、豊作!
お腹が空いて、喉も渇き、まずはピクルスキュウリをかじり、次に、この白瓜(?)もそのままかじってみたところ、苦い!!
なんだ、この苦さは…!? 皮が苦いのかと思って、中のほうまで食べてみましたが、種のところも激苦!! ゴーヤとかの苦さではありません…。
皮を剥いて、火を通したら食べられるだろうか…
豊作で喜んでいた直後、かじってみて意気消沈。とぼとぼ歩いて家に帰りました。
別の実も食べてみましたが、やっぱり苦い!
ヘチマかなにかと交雑したのだろうか…と思ったけど、属が違うのでそう簡単に交雑はしないようです。ヘチマも食べられるっていうし、ヘチマと交雑したにしても、苦すぎます。
苦いウリ科の野菜は中毒を起こすことがあるらしく(前にこちらの記事に書きました)、慎重になります。中毒を起こす「ククルビタシン」という物質は、水溶性らしく、お湯で煮るなりしてこれを除去できないだろうか、などとも考えましたが、下手して中毒を起こすと大変なので、あまりチャレンジしないほうがよさそうです…。
讃岐早生白瓜と書かれた種を買ったけど、実は在来種じゃなくて、F1の種で、「苦いけど丈夫なウリ」とか、かけ合わされた先祖の形質が出てきたのかも…。
とにかく、種採りはテキトーだとダメやなぁ…という教訓でした。今までは、根っこはカブだけど葉っぱは小松菜っぽいとか、ニンジンが全部白くなったとか(ルナーホワイトという白いニンジンと交配)、楽しめる範囲の交雑だったけど、食べられない苦さの野菜ができるのは勘弁…。ということで、これからはちゃんと交雑対策をして種採りをしていかねば。良薬口に苦し…苦い思いをして、ようやく学びました。
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by 硲 允(about me)