苦いウリ科野菜(カボチャやズッキーニなど)に要注意!中毒を起こす危険性があるらしい


相方がズッキーニを買ってきてくれた。ちょっと傷んでいるらしく、さっそく昼食で野菜炒めに入れることにした。

ズッキーニは生のまま食べても美味しい。包丁で切るとき、一切れか二切れ、生で食べて味見してみることが多い。生で食べると味の違いがよくわかる。

今回も生で味見してみたところ、苦かった。食べられないほどではなく、炒めたら苦味が減るかもしれないと思った。相方に言おうかと思ったが、食べる前にがっかりさせても、と思い、言わなかった。

ジャガイモとナスと青じそとショウガと一緒にオリーブオイルで炒めた。味付けは塩だけ。一口食べた相方が、「ズッキーニ、苦くない?」と言った。「うん、生で食べても苦かった…」。

やめといたほうがいい、と相方は言う。苦いカボチャを食べて毛が抜けたニュースを訳した、と。ぼくもその記事を読み、その話を相方からも聞いていたのに、すっかり忘れていた!

「記憶力は大事やなぁ…」と相方に言った。「記憶力は命を救うよ!」

カボチャに限らず、ウリ科の野菜は時々めちゃくちゃ苦いことがあり、それをたくさん食べると、下痢やおう吐、脱水症状、頭痛、めまい、脱毛などの症状があらわれ、中毒を起こすことがあるらしい(→参考記事)。2015年にはドイツでズッキーニが入ったシチューを食べて中毒を起こして死亡された方もいるらしい…(→参考記事)。

中毒を引き起こすのは、「ククルビタシン」という物質らしく、ウリ科の野菜がストレスのある環境で育つとその毒性が強まることがあるらしい。そういえば、うちの畑で育ったキュウリが水不足のときにずいぶん苦かったことがあった(食べたけど、中毒にならなくてよかった!)。

少し食べるくらいだと大丈夫らしく、苦いカボチャのスープを少し飲んで残した家族は中毒を起こさなかったらしい。残すともったいないと思われたのか、全部飲んでしまった女性がお気の毒…。

カボチャ、きゅうり、ズッキーニなど、ウリ科の野菜が苦いときは要注意! 苦かったり、身体が美味しくないと思うものは、もったいなく思っても無理して食べないのが安全かもしれない。


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by 硲 允(about me)
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